久々にはっきりとした内容の夢を見ました。

その内容をご紹介

（長い文章になります。）



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雨が降っておりました。

突然降った雨なのか人々が慌てて、建物内へ入り雨宿りをしています。

そこにあった１つのカフェ。

黒色を基調にし、テーブル・椅子は木彫。

ゆっくりと心が落ち着くようなクラッシクが流れ、大人っぽい雰囲気が流れております。


カウンター席に人目を気にしながら、コーヒーを飲んでいる一人の女性がいました。

女性は時折、腕時計を見ながら、少し焦っているようにも見えました。

彼女はそうスパイなのです。

先程、法に違反する物を取引をして受け取った後、

一人でアジトに戻るのは危険だからと、

スパイ活動の相棒である彼氏と合流する予定なのですが、彼氏がやってこない。


なかなかカフェに姿を現さない彼氏に女性はしびれを切らして

お手洗いに行きました。


お手洗いから出たあと、先程座っていた席に戻りました。

見覚えのある顔を見つけ、安堵したのですが、女性は驚きました。

スパイ活動の相棒である彼氏が来てくれたのは良いですが、

知らない学生の女の子と楽しそうに話をしています。

女性は憤りを感じました。

彼氏が女の子と楽しそうに話すからではない。

スパイの任務中であるのに、このお気楽さ。どうも腹が立ってしまう。


「ちょっと！」

女性は彼氏に文句を言おうと近づいてくると

一緒に居た女の子は暢気に

「彼女さんおかえりなさい！」

と声をあけ、席を一つ譲りました。

女の子は

「ごめんなさい。友達と会う約束しているのだけど、なかなか来ないの。一人じゃつまらないから彼氏さんとおしゃべりしてたの。あと私、彼女さんともおしゃべりしたい。」

なんとも馴れ馴れしい女の子。

我々は普通の人間ではない。スパイという極秘任務をしているのだから貴方に構っている暇なんてない！

女性は怪訝した顔で女の子に睨み付けました。

しかしながら女の子は気にもとめず、笑顔で話しかけてきます。


女性とその彼氏は女の子につかまり、

ほぼ一方的ですがおしゃべり相手にされてしまいました。

最初は迷惑そうな顔つきでいたのですが、不思議です。

ずっと笑顔で話しかけてくる女性に対し、少しずつですが心が打ち解けていくのです。

あげくの果てには

ここで出会った記念にと、女の子が持っていたカメラで一緒に写真まで撮ってしまいました。

きっと彼女はこの笑顔ですぐに沢山の友達を作るのだろうな。

自分とは大違いだ。

と女性は思いちょっと寂しくなりました。


その時、

「あっ友達が来た！私いくね！バイバイ。私とっても楽しかった」

女の子は誰か人影を見つけると、慌てて席を離れ、カフェから姿を消してしまいました。


突然目の前に現れては話し相手として付き合わされて、

疾風のように去っていったあの女の子は一体何だったのだろう？

「あっ！あの子カメラ忘れてる。」

先程３人で写真を撮ったデジタルカメラが、女の子がいたテーブルの上に置いてありました。

慌てていたのできっと忘れてしまったのでしょう。

ちょうどよかった。我々はスパイ。いくら変装しているからって写真に映るのはまずい。

後で女の子がカメラを忘れているのを気付き、戻ってくるであろうから

その前に、女の子には申し訳ないが、私達の映っている部分のデータは消しましょう。

女性はカメラを手に取り映像データを確認すると驚きました。

カメラに映っているデータ。

変装する前の女性が、法に違反する物を取引をしている光景が堂々と映っていたのです。

あの女の子は一体誰だったのでしょうか・・・




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今回の夢、まるで何かのドラマを見ているようで楽しかったです。

いい具合に始まっていい具合に終わりました。

また、こういうキリの良い夢が見てみたいでございます。