どうでもいい話【教科書今昔物語】
- カテゴリ:日記
- 2011/05/22 11:03:37
先日、テレビで今の教科書(の一部)を紹介するコーナーがありました。
その中で驚いたのが、算数の教科書で電卓を使ってもいい、という記述があったこと。
計算そのものより考え方を教えるため(例えば、平均を計算するとき、何回も足し算するより、人数で割ることを理解してほしいため)らしいです。
う~ん、いいのだろうか。
こういうやり方だと、「1から10までの数を全部足したらいくつ?」という問題に対して、
「1から順番に足して、55という答えを出す方法」
は分かっても、
「足すと11になる組み合わせが5つあるから、55」
という発想や
「98円のものを3つ買ったらいくら」という計算をするとき、
「98+98+98」
「98×3」
という方法ばかり考えて、
「(100×3)-(2×3)」(100円と考えて、後から余分に加算した分をひく)
という発想は、あまり出てこないと思います。
子供の頃は、アナログな方法を使わせておいたほうがいい、という気がします。
順番が逆ですよね。
めんどうな計算をいかにラクに済ませるかを考える
のも「知恵」なので・・・
手を使って解いた方が良いと思います。
頭の中だけの抽象的な理解では、ひ弱で、
いざという時には、役に立たないと思えるわ・・。