ドラマ【マドンナ・ヴェルデ】
- カテゴリ:テレビ
- 2011/05/25 16:22:18
マドンナ・ヴェルデ 最終回
NHK 火曜夜10時~
【あらすじ】みどりの要望で、理恵や妙高を交え、茉莉亜と話すことになる。みどりは茉莉亜に、代理出産の公表を思いとどまるよう、理恵を説得してほしいと言う。理恵とみどりの論争は平行線を辿り、みどりは伸一郎から預かっていた、胎児の親権を主張する文書を取り出し、ついには妙高まで代理出産には反対の立場だと言ってきた。結局茉莉亜はみどりの意見に賛成したため、理恵は落ち込むが、みどりに会いに来ていた丸山に諭されたこともあり、次第に公表をあきらめる決心を固めていく。みどりは出産を前に、死ぬこともあるかもしれないと思い、丸山にある物が入っている箱を託す。【感想】すべての謎が解け…といっても大した謎はありませんでしたが、静かにラストを迎えることができた最終回でしたね。まず第一の謎は、伸一郎がみどりに渡した紙はなんだったのか…結婚届だと予想しましたが、なんと胎児の親権を主張するというものでした。調べてみたところ、母親が結婚していない場合、法的に胎児の親権は100%母親にあります。ただ出産後、母親と協議して親権が取得できるかどうか決めることができます。つまり、みどりの場合、法的には出産するみどりが胎児の親権を持っていますから、出産後伸一郎を親権者にできるわけです。つまり理恵に胎児の将来について、完全に口出しができなくなる切り札だったってことですね。そしてもう1つの謎、怪文書の差出人ですが、明示はありませんでしたが、どうやら最初に予想した通り妙高だった可能性が高いですね。茉莉亜先生を守りたいと思う以上に、代理出産への拒否感が強かったため、理恵の職場である大学病院にチクったのでしょう。しかしラスト、妙高はついに代理出産を公表してしまいましたが、一体どの程度公表したんでしょうね…。誰が産んだかはまでは公表しなかったのでしょうか。このドラマの秀逸なところは、みどりの母性に溢れる明るく穏やかな性格で、代理出産という命の禁忌を扱う内容を包み込み、ソフトで平易なものにしただけでなく、様々な立場の女性の様々な意見を提示し、そのどれもに一理あり、どの意見に賛成するのも自由だが、一番大切なのは産まれてくる子供を思う心であると、見ているうちに自然と理解が深まるところでした。3つの出産がすべて無事に終わったのはよかったのですが、丸山がその割を食ってしまいましたね。まさか彼がいきなり死ぬとは思いませんでした。子供が産まれた後も、みどりをしっかり支えてくれるものとばかり思っていたので、とても残念でした。みどりはいつのまにか、丸山を必要としていたのですね。そこは作家さん、ちょっといじわるwと思ってしまいました。出産前、クリニックの庭でみどりと丸山が死について話していたシーン、実はみどりのことではなく、丸山に当てはめて考えてみるべきだったのですね。終わってみて、テーマのわりに派手さもセンセーショナルなところもなかったけれど、なかなかいいドラマだったと思います。
来週から始まる「下流の宴」、見ようかどうしようか悩み中です…。テーマにも主役の黒木瞳にも原作者の林真理子にも一片たりとも興味なしなのですが、私の窪田正孝君がメインキャストに名を連ねてる…予告見ましたが、何やら体つきもがっしりしてきて、今までの少年ぽいイメージから大人の男性になってきたという感じがしました。Q10の時と同じで、ドラマには興味がないのにキャストだけで見てしまうのか…!?
昔はドラマは流し見していたのですが、この感想を書くにあたり、
ちょっと疑問に思ったことはすぐ調べる癖がついてしまいましたw
妙高のやったことって、何回にも渡って公表するしないでもめてたのに、
それを最後の5分くらいでさらりと流していたので、
今考えるとちょっと物足りなかったかなと思ったりもします。
このドラマを見て、私の海堂株は上がりました。読んだことはないけどw
> どらあんさま
やはり、主人公がちょっとぽわーんとした性格の中年女性ってところが、
すべてをオブラートに包んでしまう効果があったと思います。
確かに女性は強くできてると思います。
例えが悪いかもしれませんが、猫なんかでもメスの方が圧倒的に生命力が強いし、
生きるのに長けているという気がしますね。
親権主張にはそんな意味があったのですね^^
丸山さんがニトロの伏線があったとはいえ 亡くなったのはやっぱり驚きました。。。
妙高助産師が 代理出産を公表したのにも驚きましたが。。。
なるほどっ 誰が産んだかまでは明らかにされてないかもですね
いろんな人物の複雑な心境が みる者に自然と思いやられてゆく
余韻の残る良いドラマでした~^^