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中国軍幹部「対台湾作戦は不必要。」と発言


 中国人民解放軍の陳炳徳総参謀長は18日、訪問中の米国で記者会見を行い、「台湾に対する作戦は必要でない。台湾向けミサイルも配備していない」と述べた。中国新聞社が報じた。

 台湾などでは、「人民解放軍が台湾に照準を合わせた新型ミサイルを配備した」との見方がある。陳総参謀長は「台湾海峡の両岸は、過去の60年間で、最も緊張が緩和している。状況は最も安定している」と主張。「大陸側にとって、国家分裂の切迫した危機は存在しない。したがって、沿海地方における(対台湾)作戦(の準備)は必要ない」と述べ、ミサイル配備を否定した。

 「対台湾新型ミサイル説」については、「陳水扁政権が脅威論をまきちらし、台湾の民衆を恐れさせ、米国から武器購入をする口実にした」と主張した。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110524-00000014-scn-int



1996年に行われた台湾総統選挙で、李登輝優勢の観測が流れたとき、中国軍は選挙への恫喝として

軍事演習を強行し、基隆沖海域にミサイルを撃ち込むなどの威嚇行為を行ないました。

人民解放軍副総参謀長の熊光楷中将は、アメリカ国防総省チャールズ・フリーマン国防次官補に

「台湾問題に米軍が介入した場合には、中国はアメリカ西海岸に核兵器を撃ち込む。アメリカは

台北よりもロサンゼルスの方を心配するはずだ。」と述べ、米軍の介入を強く牽制した経緯があります。


アメリカ海軍はこれに対して、台湾海峡に太平洋艦隊の通常動力空母「インデペンデンス」と

イージス巡洋艦「バンカー・ヒル」等からなる空母戦闘群、さらにペルシャ湾に展開していた

原子力空母「ニミッツ」とその護衛艦隊を派遣し、その後米中の水面下の協議により、

軍事演習の延長を中国は見送り、米国は部隊を海峡から撤退させたとされています。

以後この事を台湾海峡ミサイル危機として、台湾はアメリカと合同軍事演習を毎年行い、

中国に対処してきていました。


今回の中国の発言は、台湾海峡ミサイル危機が、台湾とアメリカの思いすごしであると言う

用にも聞こえる発言です。

 

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