時計とライター
- カテゴリ:家庭
- 2011/06/02 14:10:33
私たちが結婚した時、私とひまわりでこんな話をしました。
「なぁ、指輪買う?」
「う~ん、アタシ仕事で指輪はできないから他のものを買おうよ。」
「何にするか~?」
「2人でするんだから、時計がいいんじゃない?」
と言う訳で、私たちは結婚指輪の代わりに腕時計を買う事にしました。
2人で池袋の巨大なお店に時計を見に行きます。
とは言っても、それほど高い物を買う予算はありません。
それでも、私たちらしい綺麗な時計をペアで購入しました。
私たちは記念の時計を気に入って、いつも腕にはめていました。
そして、結婚して初めての私の誕生日。
ひまわりは私にプレゼントをくれたのです。
それは、YSLのターボライター。
魚釣りが好きな私にとって、ターボライターはとても便利な品だった訳です。
私はそれまで愛用していたジッポーを放り投げ、ひまわりが買ってくれたターボライターを使い出しました。
何よりもひまわりが心を込めてくれた物です。
それだけでも私にとって大切なものになりました。
しかしながら、非常にだらしの無い私であります。
半年ほど使った大切なライターを、どこかに置き忘れてしまいます。
ついに大切なライターは見つからずに、ひまわりに怒られてしまいます。
「もうアンタには何も買ってあげないわ。」
私もがっかりしましたが、ひまわりにも相当な失望感を味あわせてしまったようです。
そして時は流れ、私たちの間にはかけがえの無い宝物が誕生します。
息子のキアヌが生まれ、その間も結婚記念の時計は時を刻み続けていました。
ある日、仕事から帰ったひまわりは洗濯をしていました。
しかし、洗濯機からカラカラとおかしな音が聞こえてきます。
「お~い!洗濯機から変な音がするぞ~!」
「え?あれ~?ギョエ~!」
ひまわりは記念の時計をポケットに入れたまま、自分のズボンを洗濯してしまったのです。
慌てて時計を救助しますが、時すでに遅し・・・。
時計は時を刻む事をやめてしまったようです。
時計屋さんに持って行きましたが、直らないとのこと・・・。
ひまわりの落胆は相当なものでした。
「景気がいい時にでも、またペアで買おうよ。」
そう慰める私。
当然の事ながら、ひまわりを責める事は私には出来ません。
YSLのターボライターの件がありますから・・・。
最近は時計をはめずに携帯電話で時間を見る習慣になっていました。
気がつくと、私と同じようにパートナーを失くしてしまったペアウォッチは、電池が切れて動いていませんでした。
今度電池を入れてもらって、久しぶりにはめてみようかな・・・。
おお、丈夫なUSBですな。。。
しかしUSBの技術はすごいですよね。
あんなに小さなものに、あれだけのデータが・・・。
PCにも早く利用されればいいのになぁって思います。
買ったらいいじゃありませんか、ペアのモノ。
何かの記念日にさ。
奥様、きっと喜ぶと思いますよ!
そそ、魂が入ってますよ。
だから大切に出来るんだと・・・。
我が家はペアで買った物は無いな~w
物って。。。その人の魂が入ってる気がしませんか?
うんうん、きっと入ってると思うよ♪ 動かしてあげて~
わーい、また泣かせた。。。
強い女性の方が、涙もろいのかな?
そうなんすか?
今度部屋で話しましょうよ。
いくらでも話して差し上げますよ。。。
でもこうやって、猫さんのブログを読みにきて、
お会いしたことの無いひまわりさんに想いを馳せるの
好きだな。
ええ、さっききなっぴからそう言われてびびってます。
動かなかったらどうしよう。。。
ま、私も同罪と言う事で。
もしも動いてくれたら、一生使ってあげなきゃね。
この時計にも、ひまわりの想いが入ってくれていますから。。。
そうらしいですよね。
指輪もいいですが、指輪と同じように材質での価値やブランド、それに加え実用性もあるとなれば
時計を選択するのはいいセンスかもしれません。
まぁ既婚者であるという表示にはなりませんけど。
ええ、早速動かして使用してみようと思います。
でも、皮のベルトなもんで、夏は汗かくのではめずに持って歩こうかなぁ・・・。
え?マジ?
やべーじゃん、かなりの年月動いてないぞ、アレ・・・。
ま、とにかく電池交換行ってみるわ。。。
そうだねぇ、きなさんならそう言うだろうね。
半分ではなく、100%の純度で脅迫だろうね。
代償として、今度はアンタがペア買えって勢いだろうね。
もう、絵が浮かんで消えんのだ。
ええ、近所のホームセンターで1000円で電池交換してくれるそうです。
早速週末に行って来ようかなぁ。
モノに移ってしまう想いも、いろいろありますよね。
怨念だったりね。。。
怨念はともかく、そういう想いが添加されたモノは、大切にされる事になります。
やっぱ電池入れて使ってあげた方がいいですよね。。。
本来無機質なモノに、温かさを与えるのが人の想いだったりします。
使っていくうちに、その温かさは大きくなってまいります。
だから失くしたり壊したりしてしまうと、悲しいのでしょうね。。。
さびちゃいますよ~
早く電池入れて動かしましょう ♬♪♫♪
命ある限り使ってあげましょうよ
ひまわりさんの分もね✿(*ˇ◡ˇ*)
私がひまわりさんの立場だったらどうするのかな~私、旦那にプレゼントって食べ物しかしたことないから何とも言えません。
思い出の腕時計、是非つけてください。
どうかね、動かしてあげて!
アタシだったらどう言ったかななぁ。
きっとね、
あんた、アタシがライター無くしたときに、たしか大概の事言ったわよね言ったわよね!
と、鬼の首を取ったように言い出すのです。。。言い続けるのです。。。
やっぱり大切なのは想いなんだよね。
時計起こしてあげた方が良いでしょうね。
ひまわりさんと同じ、永遠の時を刻んでくれるでしょう。
本来、物を買う、使うとはそうあるべきなんでしょうね。
そんな大そうな事は書いてないはずなんすけどねぇ・・・。
やはり、妻が永遠の存在になった事が、大きな要因かもです。
胸を焦がしているのは妻なんですよ、きっと。
モノの価値など、人が勝手に決めた事。
だから人の想いが、モノの価値を高める事もあるんですよね。
それは値段ではなく、材質でもブランドでもない
この世にたった一つの、想いのこもったモノだからなのでしょうね。
そうですねぇ・・・たまには思い出の時計を身に付けてみますか。
あの頃みたいに・・・ね。
その時一緒に買いに行った思い出だったり・・・・いろんな思い出が詰まってますよねu‿u❃
大切な宝物ですね。。
確かに;;最近は携帯があるから時計しなかったりするけど、、
せっかくの思い出の時計だし、、たまにはつけてみるのも・・良いのでは^^