夢日記
- カテゴリ:日記
- 2011/06/07 08:38:35
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喧騒の街中
秘められた
目に見えぬもの
もう一度だけ
出逢うために
その果てまで
歩き続けたならば
砂漠の絶壁
見渡す空の景色に
願いを込めて
一か八か
奈落の海へと身を投げる
一瞬の世界が静止する
風に包まれながら
水音と雨の匂いが重なる
梅雨の季節の軒下
泥をはねるカタツムリ
紫陽花が滲む
…流されて
やがて辿り着く
その瞳が捕えたものは
口元から流れる悲しさ
喉の動きに
恋しい音さえも
もう 聴こえない耳
出ない声
言葉に縛られることを失くした恋人達は
ただ お互いの存在だけの温もりに
そっと涙の歌を捧げる
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