わがよかごと
- カテゴリ:日記
- 2011/06/10 08:53:24
「わがよかごと」という便利な言葉がある。
「そげん言うたっちゃ、わがよかごとしか、しんしゃれんめぇもん。」
これで、面倒な話は全てご破算となる。
そこにいる全員が、それ以上真面目に考えることをやめてしまう魔法の呪文なのだ。
「わがまま」とは、似ているようで少し違う。
昨年他界したおりに、この場に哀悼のブログを書かせていただいた染職人の伯父も
「わがよかごと」生きた代表選手だろう。
ただ、彼の場合は、職人としては真摯に生きたという救いがあるので
彼の「わかよかごと」は、どこか愛着と羨望をもって許される面がある。
もちろん、公平に一般常識に照らせば、到底許さるような生き方ではないけれどね。
問題なのは、なんら意味を持たない「わがよかごと」なのだ。
社会性も人間性も、どう贔屓目に見てもゼロ。
なんら拾うべきところのない「わがよかごと」というのが
まかり通ってしまうから、始末に負えないのだ。
もう、わがままを通り越して、手がつけられないので
面倒臭いから捨て置こう。
これが、意味不明の「わがよかごと」を許してしまう理由なのだと思う。
長くこの地に根付き、いつかは消えてほしいと、私としては密かに願わざるを得ない
この悪しき感覚は、自堕落を公認してしまう困った風土を生んでいる。
もちろん、博多の人間が自堕落だと言っているわけではない。
むしろ大多数は、進取の意気がある、快活な人たちだと感じている。
それでも、ほとんどの人が、「わがよかごと」を実践する人間に対しては
お約束のように、魔法の呪文で、さっさと距離を置いてしまう。
これは、考えようによっては、双方、無駄な時間を省略する知恵なのかもしれない。
面倒を回避して、さっさと実のあることをしよう。
そんな感じだろうか?
ひょっとすると、面倒臭がりというのは、ここでは一般的な感覚なのかもしれない。
面倒臭いから、楽になるように工夫もするし、新商売だって生まれてくる活気もある。
でも、面倒臭い相手に対しては、面倒を我慢してまで優しくはしないのである。
この不可思議な博多流の生きる知恵を、とことん「わがよかごと」利用する。
しかも、捨て置かれることを、尊重されたと解釈する。
時おり見かける、そんな博多の「わがよかごと」男は、世間に対して甘え過ぎているのである。
(どこまでも自分の立場を理解しようとしない鈍感さは、お見事過ぎて驚嘆に値するけどねw)
PCのせいじゃなくて、時々更新されない時があるよ~
混んでる時とかじゃないかなぁ?
IEならば左上の戻る矢印で戻ると
書き込み欄の下書きの状態のままで、助かってることもあるよ。
ってかね、書いたつもりやったとに、かいちょらんとよ。
消えとると。
この頃それのおおかとよね。
ぼけとっちゃろか、それともPCがわるかっちゃろか。。。
ん?何が難しいのかな?
ご自分に投影したの?
ゐっきゅぅさんへのお返事にも書いたけど
わがよかごとが持つ毒については
本当に、この土地で、本物を目の当たりにしない限り
わかりづらいものがあります。
バケツさんは、わがよかごとではありません。
わがよかごとは、あなたのように傷ついたり落ち込んだりしませんからw
>せしちゃん
どつく場合は、ちゃんと事故に見せかけられる準備をお勧めしますw
鈍感って、究極の自己保身ですよね。
ちゃんと説明しないからだ!
で、済ませようとする。
ちゃんと説明すると
そんな勝手な理屈が聞けるか!
と、こうですからw
まぁ、遠巻きが一番の安全策かとw
わがよかごとは、本当に多用は勘弁してほしいw
というのも、この控え目なブログの表現では伝わりにくかったと思いますが
わがよかごとには、毒が含まれているんです。
一般的な我がままというのは、自分の理不尽をある程度は自覚していながら押し通すでしょ?
ところが、わがよかごとを通すお方は、微塵も自分が悪いなんて思っちゃいないw
自他ともに騙し通す「自己正当化」の態度なんです。
結構ひどいもんでしょ?w
実直で、周りに気を遣うゐっきゅぅさんには、到底できない芸当ですw
>黒猫手毬さん
ヾ(T∇T)ノ彡☆!バンバン!!
その場に居合わせたかったなぁw
きっと、スッキリしただろうな^^
父が大阪育ちだったり、祖母が吉本新喜劇のテレビ放送を毎週観るのを一緒に観てたりで
いちびりの感覚は、なんとなくわかりますw
あまり深い罪は無いですよね^^
なんだかね、その土地土地の気風によって
周囲の優しさに許される存在ってものがあるようですね。
博多の場合、それがかなり罪深いわがよかごとであるのが
残念というかなんというかw
まぁ、許されるとしても
そこは大人なんで、ちょっとした反省や成長はあってほしいものですよね。
仏の顔も・・・・なんて言いたくなってしまうからw
亭主関白と言うよりアホ亭主ですねw
博多の女は、諦めが良いというか
基本的に鷹揚な人が多いんです。
そこにつけ込む形での身勝手男は多いですねぇ^^;
>おおくま ねこさん
さすが、ご明察(⌒^⌒)b
まさに、その通り。
これを書いた当時、特定のわがよかごと男の
特定のわがよかごと行動に、私としては珍しく、かなりの御立腹状態でしたw
でもね、今となっては、それも虚しくなってしまったんです。
当のご本尊が、わがよかごとあの世へ旅立ってしまいました。
本分には書きづらかったんだけど、正体は舅です。
今月初めに、舅の長兄が他界して、彼は絶交中という理由で葬儀に欠席してしまったの。
それで、さすがに私も納得がいかない思いだったんです。
ところが、そのわずか8日後に、舅も後を追うように逝ってしまいました。
元気にわがよかごとしまくっていたのに突然です。
本当に、人の命運はわからないねぇ・・・・
おおくま ねこさんのは、わがよかごとと言うより
素敵なダーリンへのお茶目な甘えなんじゃないかな?
それは可愛いので許されますw
この辺りにも一名いそう?
お見事過ぎな鈍感様を後ろからどつきたいと思うのは私だけでしょうか・・・
関西では「いちびり」なんてものがあります。
お調子者とかという意味に近いんですが、嘲りの中に
ちょっとだけ親しみを込めてるんです。
関西では笑いの中に持っていきながら
ちくり、ちくりと攻撃する
まぁ、いわばお喋りなんですねw
しかし、捨て置けば、成長は見込めませんね~。
この間、ホームの最前列で並んでいたわたし
後は行列です。
なのに、なめられる顔をしてるんでしょうね。
真横におっさんが立ち寄った。
ムッ!しかし言葉で注意するのはかなり難しい。
確信犯で大事になる可能性があります。
デモ腹が立つ。。
パントマイムで、にっこりと嬉しそうに笑顔をおっさんに向け
それから、後ろの行列に視線を移し
指であっちと差して
「もう、あなたってダメねぇ♥」的な笑顔で
ウフフと、嬉しそうに笑ってやりましたwww
我ながら上出来じゃ。
おっさん真っ赤になって、電車が着いてもわりこみもせず
一番最後に入ってきよったわwww
たまにそういう言葉を使いたくなる時もあります。
でも、多用は出来ないでしょうねwww
しかし自覚ある「わがよかごと」な私は、反省せねばなりませぬ……
あ~、でも反省が続かないのよね(汗)。
博多の亭主関白っていうか
そういう感覚って
ここから発生してるのかなぁ~