あの日から⑧~ TearS泣いていた日には…
- カテゴリ:ニュース
- 2011/06/12 12:54:46
なんかサァ…
信じられなくて…
きっとサァ…
この戦争騒ぎで泣いてやってる女もいないんじゃないかって…
(中略)
人が死んだら泣く。
忘れていたよ…
王もムグミカ様もカイエンも亡くなったて言うのに
あたしら、涙も流していなかった…
ありがとうねシアン。
―――ファイブスターストーリーズからマギーとシアンの会話。
過去の日記の残骸から。
どうしても捨てきれないエピソードをちょっとだけ。
3月21日会社に材料を届けに来たトラックの運ちゃん。
南相馬から避難所に避難、トラックが無事だったので
そこから、仕事に出て、出先で何か買っては周りに配っているそう。
「逃げるときに、家と娘を流されたんだ、娘の遺骸は見つけたけど、
避難指示が出て、つれてこれなくてさぁ。
ビニールシートをかぶせたままなんだ…」
ちょっと、目頭が潤んでいた。
4月某日の朝、
朝ご飯を支度する間、みつきの面倒を見ながら、ぼんやりと
二人でTVを眺める。
教育番組から陽気な歌が流れる。
「朝が来た、朝が来た、今日も朝が来た」
当たり前の歌詞が付いていて気にも留めれない。聞き流す。
最後の
「…だから大丈夫」の歌詞にホロリと泣く。
泣いた後、疲れてんな~と笑う。泣き笑い。
これは、みつきと私だけの秘密。
そうなんです、男の子はずっとそうなんです。
年をとってもそうなんです。
子供にゃ見せられません。
緊張していたんですね。今、考えると滑稽です。
歌詞もかなりずるいです、坦々と事実を歌いあげ、
一番最後に「だから大丈夫~」と続けるのですから。
感情はいいものですが、そこに浸りすぎると
行く先を見失いがちになりますね…。
責任は出来るだけ果たさないとね。
でも、たまにはね…。
もっとたくさんのエピソードがあり、その中からちょっとだけ出してみました。
他は、私の文章力ではまず伝わらないな、と感じてあえて出しませんでした。
「いわきの火葬場」「鯨」「姉妹」いつか話せるときが来たらいいな…。
泣くことは、気持ちが整理されていいでしょう。
でも、ちょっとでいいのです。
生活上は家にカンズメでしたので、肉体的にはそんなに大変でも…
やはり、いつ逃げるかの話になった時は、ちょっと神経質にになっていたかも。
そう言ってくれるの、何よりです。
でも、泣きません。男の子だもん。
秘密はあった方がいいのです、男は泣いたところを
秘密にしなければならない生き物ですから。
それがいいのです。
おばあさまはやさしかったのでしょうか?
さぞや悲しかったことでしょう、お亡くなりになられた
おばあさまのように生きることを目標にしたらどうでしょうか。
忘れてはいけないこともあるけれど、引きずったままでは重すぎて生きていけません。
そんな時は、そんな気持ちを墓に入れ、忘れることも大事なことだと思います。
墓碑にしっかりと刻みつければ、立ち寄った時に思い出すでしょう。
いつまでも墓守のようには生きていけません。
やべ、チョナンとジナンが起きてきたぁ。
きっとぴーんと張り詰め過ぎてたんでしょうね。。。
少しだけでも緩んで良かったです。
大丈夫、元気にやってる こんなことでめげてないよ。。って自分でも思っているのに
突然ぶわっと感情が揺れる時があります
男の人だと お父さんや旦那様、という立場もあって余計に気を張ってると思いますが
たまには。。。。ね^^
毎朝、ひとりでこっそり読みながら涙がこぼれます。
ブログ読んでまた涙。
我慢しないで泣く方がいいですよ・・・
ストレスの連続だったんでしょうね。
壮絶な毎日をおくられていたんだな、と改めて思いました・・・><
これは私だけの秘密です・・・。