中国、西太平洋で軍事演習
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- 2011/06/12 18:53:10
【北京=島田学】中国国防省は9日、海軍艦隊が6月中下旬に西太平洋で軍事演習を実施することを明らかにした。中国の国営新華社によると、国防省は「年 1回の定例演習であり、国際法に沿って行う。特定の国や目標を対象としていない」としている。日本の防衛省が8日に中国海軍の駆逐艦など計8隻が沖縄本島 と宮古島の間の公海上を太平洋に向けて通過したと発表したことを受けた対応とみられる。
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE2EBE2E09B8DE2EBE2E4E0E2E3E39790E3E2E2E2;at=DGXZZO0195570008122009000000
防衛省は9日、ミサイル駆逐艦など中国海軍の艦艇8隻を発見した沖縄本島と宮古島の間の公海上で、さらに3隻の同国駆逐艦が航行するのを海上自衛隊の哨戒機が確認したと発表した。
同省によると、3隻が確認されたのは、8日に計8隻が航行していたのと同じ宮古島の北東約100キロの海域。9日午前9時ごろ、東シナ海から太平洋に向け時速約30キロで航行していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110609-00000097-jij-soci
中国のミサイル駆逐艦 『旅洋Ⅱ』型 は、チャイニーズイージスと呼ばれる、中国発の
フェイズド・アレイ・レーダーを搭載したミサイル駆逐艦です。
フェイズド・アレイ・レーダーのアンテナを配置していることから、米欧などが装備する
イージス艦と同様、艦隊防空の要として機能する新鋭艦と思われています。
満載排水量7000トン、全長155メートルと、中国海軍の戦闘艦ではかなり大型の部類に入ります。
中国は1996年、台湾総統直接選挙前に台湾海峡で大規模なミサイル演習を実施、
軍事力を誇示したが、米国が派遣した空母戦闘群に威圧され、演習を中断させられた
苦い経験があります。
それ以降、中国は艦隊防空能力の強化に力を注ぎ、2004年に1番艦が就役した旅洋II型
を完成させました。