フィンランドの作家 レーナ・クルーン
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/06/13 02:16:51
プーペガールという 着せ替え遊びのようなサイトで
フィンランドの女の子と知り合って
日本語に訳されてる フィンランドの作家さん 教えてもらった。
フィンランドは
北海道より もっと北 アラスカとおなじくらいの緯度です。
北の国の文学を読んでみたいと思った。
日本で有名なのは ムーミン
作家さんは いっぱいいるけど すぐに入手できるものを探したら
図書館に レーナ・クルーンの本が 4冊あった。
「 偽窓 」
原題 「 VALEIKKUNA 」 Leena Krohn
アイソレーションタンクの中に浮かんで終日過ごしている哲学者
ときどき訪れる 相談者のカウンセリングをしている。
タイトルの偽窓とは 消失点の配置の加減により
現実の風景だと錯覚させる技法を用いて描かれ窓のこと
例えば 「最後の晩餐」という壁画がそうですね。
入り口をはいったところから見ると 現実にそこにあるように見える
アイソレーションタンクの天井に 偽窓を描いてもらって
浮かんでいると ほんとうに そこに窓があるように見える
ストーリーはあるようでないようで 不思議な感覚の文章
現実のドキュメンタリーのようでいて
現実にはありえないことも起きる
やっぱり 北国の文学ですね。
南の国の物書きは こんな話書かない。
* アイソレーションタンクとは
人が寝転がって じゅうぶんにくつろげる大きさのスペースに
死海の水のように比重の高い水を入れて 楽に浮かんでいられる
空間の大きさのタンク。
密閉して 音も光もない空間で
さらに重力さえないかのように錯覚させることができる。
この作品では 密閉しないで使っている。
フィンランドの作家さん ムーミンの作者しか知らなかった
この人は 哲学者のような 作品です
そうなんです sumu という人
北欧の三つの国 他とはちょっとちがいますね
そうなんです sumu
北欧の三つの国 他とはちょっとちがいますね
えっ アイソレーションタンクに入った経験 あるんですか
貴重な体験ですね
フィンランドの人はかつてお世話になった先生がいらっしゃるので
(ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの三国は私には
ちょっと 特別)
なんとなく 親しみがあるけど
その作家さんは 初めて聞く名前です。
せいぜい映画でベルイマンとかくらいでしょうか。
実は私アイソレーションタンクに入ったことがあります。本当に不思議な経験でした。
宇宙で瞑想しているような、眠ってるのか起きてるのかもわからなくなりました。