ドラマ【下流の宴】【お江でござる】
- カテゴリ:テレビ
- 2011/06/15 16:42:14
【あらすじ】満津枝は、海外留学してやりたいことを探せと、翔に1千万入った預金通帳を渡そうとするが、翔はあっさり拒否。由美子も満津枝も、もう翔をどうしていいかわからなかった。そんな時、珠緒の部屋に珠緒の弟・亮太が転がり込んでくる。沖縄で就職できないので東京で働こうと家を飛び出してきたらしい。翔の姉・可奈は、就職が決まった会社が三流なのが気に入らず、内定を蹴って派遣登録することに。由美子は思い切って受験の神様と呼ばれる幼なじみの島田に翔のことを相談しに行き、島田から本人と直接面談したいと言われ、舞い上がってしまう。
【感想】まさかこんな展開になるとは。由美子、あまりに話の持ってき方が悪すぎましたね。あれは誰が聞いても不快感しか感じないでしょう。あそこまで人を煽るというか、敵を作る話の組み立て方を、狙ってやっているのならかなりの戦略家ですね。しかし天然だからタチが悪い。由美子の家庭は確かに中流かもしれないけれど、使用人を雇うほどの金があるわけではないので、中流は中流でも中の下程度だと思いますよ~。例えばメリー・ポピンズの本か映画を見たことがある方ならわかると思いますが、メリー・ポピンズを雇ったバンクス家が、西洋では一般的な中流家庭なんです。世帯主1人の稼ぎで家族だけでなく複数の使用人を雇うことができるのが、中流家庭の基準なんですよね。なので日本人の中流意識とは、ちょっとズレてるかなぁ。あと、私は珠緒が翔のケツをひっぱたいて勉強させるものだとばかり思ってましたが、まさか本人が医大を目指すとは思いもよりませんでした。だってもう22くらいですよね彼女。島田にかかれば2年で東大医学部に入れるとはいえ、順当にいったとしても入学時に24ですよ。医者になる頃には30ですね。まぁ由美子の鼻を明かして無事翔と結婚できるのは、医大に入学という条件なので、卒業して医者にならなくてもいいってことかな。医大に入るには金がかかるけど、満津枝が翔にくれようとした1千万、あれをもらえば入るだけは入れるでしょう。つまり翔が歩むはずだったコースを、全部珠緒が歩めばいいわけです。ただね~、これ、万が一成功しちゃったらですよ、珠緒の人生観変わっちゃったりしないかなぁ。珠緒ががんばっている間、ずっと翔が今と変わらずぐうたらな性格だったら、さすがに珠緒の恋も冷めちゃったりしないですかねぇ。それはそれで面白いですけどねぇ。思うにこのドラマ、珠緒を主人公に据えた方が面白かったんじゃないかな? あのヒステリー高慢女が主人公って、違和感ありすぎ。
【あらすじ】秀吉は茶々のために淀に新しい城を構えることにする。茶々は産まれてくる子とともにその城に住むことになり、淀殿と呼ばれることになる。秀吉は早くも産まれてくる子が男の子であると確信し、男の子のための品々を買い求めた。江は呆れるが、茶々までもが男の子を産むと決意していた。そんな時、茶々のお腹の子が秀吉の子ではないという旨の落首が張り出され、怒り狂った秀吉は下手人を探し始める。しかし下手人は見つからず、秀吉は下手人が隠れていると思われる地域の住民を皆殺しにさせた。
【感想】ついに一緒に見ていた父が、今年の大河は面白くないと言い出しました。うん、遅いと思う。ほとんどが大坂城などの城内で展開されていて、ロケ特有のダイナミックさがなく、あまりに幼少時から大人の俳優にスイッチするので、俳優たちががんばって幼い演技をすると、演技が下手に見えるという悪影響があり、どう考えても失敗としか思えませんな。そして最後1分出るか出ないかの向井理で釣るとか、最悪ですよ。連綿と続く大河ドラマの格調も何もあったもんじゃないね。しかもこの時秀忠はまだ10歳くらいだとかいう話を小耳に挟みました。もう言うべき言葉が見つかりません┐(´д`)┌ 最近はあまり目立たなくなりましたが、江のどこでも誰でも立ち聞きするという市原悦子もびっくりの妖精さんぶりにも、一時期鼻白ませていただきましたよ。早いとこ江を秀忠に嫁がせて、大奥創設時の話にした方がいいように思うんですが、秀忠が10歳ではまだまだ先の話ですよねw あと、浅井長政とお市の絵は笑いました。確かに俳優さんには似てましたが…。実物には似ても似つかないものでしたねw 確か長政って死んだ時まだアラサーくらいで、若かったと思うのですが、あの実物の絵はかなり貫禄がありましたよね~。しかしこのところ、茶々がすっかり秀吉に心酔してしまったようで、前にも増して面白くなくなりましたね。両親の仇と罵っていた頃のほうがまだ面白かったなぁ。このドラマ大丈夫なのか? 向井理は起死回生の要素となるのか? いっそのことトヨエツ信長が主人公の方がよかったんじゃないか? まぁこのところ視聴率も大して下がらず、かといって大河としては高くもない推移ですが、このままだと視聴率がどうしても落ち込むお盆あたりつらそうな気がします。
本音はどうでもいいので、なるべく穏便に相手を納得させるような形で説得すればいいものを、
かえって事を荒立てる結果になったのも仕方ないですね。
由美子が家柄のことを特に気にするのは、田舎出身だからかもしれませんね。
田舎だと町の名士って結構そういうことを気にするものですからね。
翔は今時珍しくもない覇気のない若者ですが、どこかに傷があるような気もするんですよね。
だから将来のこととか言われると、無性に腹を立てるのかと。
なので、一度抱えている問題に真正面から向き合ってみる必要があるように思います。
医者の問題は、とりあえず入学するところで終わるなら、いいのかなと。
もし本当に医者になるつもりなら、宮城家のお母さんあたりが、バシッと言ってくれないかなぁ。
自分の周りにも 子供さんの受験や進路でなにかと悩んでいる縁戚や友人がいるので
実は由美子サンに同情できないでもなかったのですが(←彼女の価値観がいいとか悪いとか
ではなくて) 今度の宮城一家への言い草には それもぶっとびましたね~
福原家と宮城家には 中流下流と区別するほどの 家柄の差なんてないですよねえ^^;
翔は確かに覇気はないけどいまどきの優しい若者だと思うのですが・・・
母親と彼女のバトルの間で これから先どうするんでしょうね~(。◔‿◔。)?
珠緒にとっても由美子にとっても 医者をめざす動機が
病気の人を助けたいとか医学に興味がある とかじゃないのが 気になります(ノ▽`;)