最近読んだ本
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/06/17 00:31:28
坂井三郎「大空のサムライ」
いまさら、って感じですが。
まだ読んでなかったんです。
海外でもベストセラーになったんですね。
あと以前読んだのを読み返したのが「南の島に雪が降る」
ケーブルで放送された映画観たので読み返しました。
観劇が趣味なので、主人公が残留を決めたシーンは何度でもグッときます。
「すくなくともここには板がある」
結果彼は生還したわけですが。
私が生まれる前に亡くなった親族が、先の大戦中沖縄の部隊にいました。
当時米軍は沖縄ではなく別の場所に上陸が近いというもっぱらの噂で、彼の所属部隊も
そちらへ転進する矢先に彼は病気になったそうです。
転身先は危ないからと残留をすすめる上司に
「転進先には家族が住んでいるから。危険は承知」と必死で頼んで部隊とともに転進。
結果はご存じのとおり。
生きて終戦を迎えた彼は、しかし戦後の物資不足の中で病死しました。
人にはたしかに「寿命」があるのかもしれないと思う今日この頃。
長文失礼しました。
友人から聞いたことがあります。
私は身近にそのような犠牲に遭った人がいないのですが、
私のような者ほど見たり聞いたり読んだりすべきだなと思いました。