Nicotto Town


「さくら亭」日報


最近読んだ本


小説というならば小野不由美のゴーストハント「死霊遊戯」。

その昔、講談社はティーンズ向けに「X文庫」というものを出しておった。
背表紙はどピンク。
表紙や挿絵は少女マンガ風。

折原みとだの運命のタロットだの、それなりに人気シリーズもあった模様。
我家にあったのはアルディーンだか言う少年怪盗ものくらいだったが。

で、そこで小野不由美はデビューしたわけだ。
正直、不遇な出発であったと思う。
いや、イラストがとんでもなくハズレで。
今で言うラノベの走りの文庫なぞ、表紙で作品を選ばれることが多い。
でもまあ、中身がね、とんでもなかったから。
こうして新装版リライト版が発売されるまでになったわけで。

ミステリ作家に小説作法を教わったホラー作家。
最初は「変だな」くらいなのに、畳み掛けるように襲いくる怪異が
どんどんレベルアップしていって、それはもう怖ろしい。
ラストに謎が解明されるのがミステリぽくはあるのだが
解明されたって怖いものは怖いのだ。

この巻はシリーズ全体でいうと中盤。
しかし安原少年登場という大事な巻なのである、うん。
少年とぼーさんの掛け合いがたまらなく好きなのだ。
あと、主人公が少しずつ「お役立ち」になっていくのが楽しい。
……話はね、怖いんだけどさ。


で。
私はもう『十二国記』の完結なんて期待していない。
でもせめて。
ギョウソウ様がどうしてどうなったかだけは教えて欲しい。

え?贔屓は六太と更夜と朱衡ですが何か?

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2011/06/20 23:51
『悪夢の棲む家』は、豪邸とかでない普通の家だったので
あれはまた別格の怖さでした!
しばらくお風呂が怖くてですねえ……。

田中芳樹はもう『銀英伝』完結させてくれたのでいいですw
前田珠子は個人的には『破妖』よりも『魅魎暗躍譚』の続きを……!!!
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2011/06/20 13:49
小野不由美すきですよ~。
ゴーストハント リアルタイムで読んでいましたが確かに挿絵ひどかったですよね(笑)いっそイラスト付けるなよくらいの勢いで。
その後、ホワイトハートで出たのはイラスト良かったですよね。

十二国…終わらないでしょうね…。なんで壮大なストーリーを書く作家は遅筆が多いのでしょう(笑)
小野不由美、田中芳樹、前田珠子…その他もろもろ…(笑)



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