ニコサークルの集まりがあるので
- カテゴリ:30代以上
- 2011/06/25 21:07:04
ニコサークルのサミットが9時からあるのでお洒落してみました。
さて、下の続き
いつもだと学際の様なイベントは派手好きなロシアンブルー猫軍団に任せて置けば
お金を集めて飾り付けや準備をしてくれて、自分は何日の何時から何時まで何をやればよいのかを知らされてそれをすれば良いので、殆どの生徒はホームルームの段階から、自分達に関係無いと何をするのかを考えても居ない感じで、しらけているのですが、
今回の様な事が起きて、ロシアンブルー軍団も、すでに自分達も浴衣を来てウェトレス組に入る候補に名を連ねていた居た雑種猫(成金)軍団も酷い同様の姿。
まず、ロシアンブルー猫軍団(もともと大金持ち)はすでに棒大学の軽音の学生が新たな顧客獲得のためにイケメン数人を筆頭に複数の人が来たいと彼女達に申し出ていたのだ。
次に雑種猫軍団も複数の進学校の男子生徒を呼ぶ予定を立てていた。普段制服で学際に行っていたので、此処は何としても浴衣姿を見せたい所だろう。
どちらの事情を知っている私はHR寸前まで、日本三毛猫(成績クラス上位)軍団からの執拗な説得にあっていた。
今まで描いていた油絵以外にそれぞれアクリル画を当日まで描くと言う。
更に書道部の2人以外に書道の授業を取っている4人が作品を提供するという。
此れで絵画が8枚、書道が6枚、どう考えたって、広い教室の壁にそれだけ飾って終わりというよりは、ロシアンブルー軍団が一人数千円を徴収して本格的に飾り付けて、派手な浴衣を着た喫茶店の方が見栄えがするだろう。
バレエを習っているシャムネコ軍団は準備も参加しなければ当日も不参加なので、うつむいている。
残りは子犬軍団(成績も中間が多く、ロシアンブルー軍団とは別に彼女らをもろともせずはしゃぎまわっている授業中も落ち着かなく、おしゃべりが絶えず、ルールも無視で廊下は走る、スカートの襞が取れかかっていようが、髪がぼさぼさだろうが、早弁はするし、授業中は眠るし、お菓子は食べるし、)と言った別の意味で目立つ軍団だった。
勿論すねた捨て犬軍団(成績が下位、スカート眺め、授業中は大人しい)のも2人程度いたし、後はいるか居ないか解らない目立たない捨て猫がぽつぽつといた。
どうしても今回のHRで決を取らなくてはならない所まで、追い詰められた美術部のクラス委員はついに私の意見を聞きたいと名指しした。
どうするのか、事情を知っている子犬軍団をうつむき加減に私の様子を伺っている。
教室中がし~んとした。
「う~ん・・・。」と返答をしないで居ると、「昨年、●●さんはウェトレスに決められていたのに、当日になって洗い場に回されましたよね」と切り出した。
子犬軍団がそれに触れるとはと、顔を上げた。
「事前に役割分担を決めて、せっかく浴衣を着てきたのに、そう言う事をする様では信頼が出来ません」と議長の三毛猫。
動揺するロシアンブルー軍団。
一人があわてて、「それは、浴衣が他の人と合わなかったので、気を使ってそうしたまでで、今年は彼女に浴衣を貸して差し上げます」とロシアンブルー軍団の一人が言った。
其の話を持ち出すと帰って傷つくのは私だと思わない?そして「貸してあげる」と言う言葉が返って傷つけると思わない?
此の両方の無神経さは何なんだ!
あれは母の娘時代の浴衣だ。帯はおばあちゃんのだ。どっちも私にとって着せた時の母のうれしそうな顔を思い出すし、帯を結ぶ時のお婆ちゃんの懐かしそうな顔を思い出す。
両方とも自分の娘時代の大切な思い出の物だ。何度も洗って、つくろって、そうやって大切にしてきたものだ。自分の娘がそれを着る歳になって喜んだ大切なものだ。
洗い場に行かされても、其の着せる段階で親孝行が出来たと思う。
いったい此の無神経な連中は何なんだ!子犬軍団は怒りで顔を真っ赤にしてうつむいている。私の気持ちを察しているんだろう。
私は静かに口を開いた。「今回は芸術展示にさんせいする」
ぱぁ~っと顔を輝かせる議長と日本三毛猫軍団。
動揺と顔を真っ赤にして、「ええ~っ」と声を上げるものまで居るロシアンブルー猫軍団。
誰かが「信じられない・・・。」と呆然と言っている雑種。
「決をとります。」とすかさず議長。
三毛猫軍団と子犬軍団が芸術展示に賛成するとバレエを習っているシャムネコ軍団が、「当日も準備も協力できないけど、芸術展示にさんせいします」と複数手を上げる。
すると残りのポチポチたちも小さく手を上げて、多数決で「芸術展示」に決まった。
貸して貰ったって、今と違って、当時は浴衣だって高価なものだった。
汚したらと思うと借りれないでしょう。
今の安い偽者のポリエステルの着物を貸してあげると言われても、それでも1万円はするとしたら、借りてお茶など運べないでしょう。
其の事を考えるとおのずと結論がでる事すら、気が付かない連中だよ。
どんな教育を受けて育ったのかは知らないが、「パンが無ければ御菓子を食べれば良いでしょう」の世界なんだなぁと思う。
私は娘の文化祭の時に、複数のインドのお姫様役の人達にアクセサリーを貸す時に、千円の偽者だからと言って貸してあげて、5千円のは訳を言って此れは地味だけど、少し値が張るから無くしても壊しても弁償をしなくて済む自分の娘につけさせてねと言って貸した。
親達が其の安い千円のアクセサリーが無くて、娘に文化祭程度でつけさせるのはと迷っていた時にね。
それ以上のは、文化祭の仮想程度に貸し出せないと言ったら、他の親達も安いのは出せるけど、効果なのは出せないので1,2本しかない家は困っていたからとお礼の電話があった。
どこの家も本物や少し高価な物は万が一なくした人の気持ちを考えると貸せない物ですよ。
女子はみんなTシャツに下はジャージで安い布を何メートルか撒きつけてサリーに見せて、お化粧をして、額に赤絵の具のぽちっとつけて、アクセサリーをジャラジャラつけて、男子はターバンを巻いて、王様役だけが、派手な服を着て箱に載せられて担がれて、行列をしたけど、優勝しましたよ。
それぞれの家の安っぽいネックレスをジャラジャラつけて、女の子はみんな可愛かったですよ。
つまり、決め手は「そんな高価な物は借りれないでしょう。それが解らないようではだめ、こっちの負け」です。(ー_ー )ノ
しかし、浴衣貸してあげるとは、、、
端で聞いてても、無神経さに腹が立つね。
(# ゚Д゚) ムッカー