あの日から⑪~事故当時の空間線量について
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- 2011/06/30 06:20:01
さて今度は、私たちはどれくらい被ばくしたのかについて。
報道などで知られているように、地震発生後、約5時間以内に
圧力容器の温度が制御不能なくらいに高温になり、放射能が
漏れだしました。
3月11日8時ころです。この時制御棒が破損しメルトスルーが
始まっていたとされます。
このころから約2週間(3月11日~3月25日前後)の間は再臨界
~停止の連続であったと推察しています。
この時期の放射線量について東電・国は
“詳細な空間放射線量はどの程度だったのか測定して
いないので分からない”
としています。
このころの田村市の放射線量はどんな感じだったのでしょうか、
興味深い話を聞きました。
3月12日の朝、田村市の窓口に一人の男が来たそうです。
男は古いガイガーカウンターを持っており、こう告げました。
「これはなんか調子悪いから置いておく、これから東京に行く」
気になった職員はそれを屋外使用してみました。
結果は“計測不能”針が振り切れており、分かりませんでした。
屋内での数値は約15~20μSvに落ち着き、計測が可能に
なりました。
私もシンチレーション測定器を21日から持っているので、屋外と
屋内の比較をしています。
経験から、その差は約2~3倍程度だと思いますので、実際屋外
は40~60μSv程度だったと思われます。
この日から二週間の積算放射線量は屋内にいる人で6720μSv、
毎日12時間外にいた人は13440μSv=13mSvに達します。
もう2週間で年間積算量の7倍~13倍になっています。
ちなみに“モニタリンポストを設置したあとから”数値が
下がり始め、その後0.2~0.3μSvになりました。
ガイガーカウンターを預けられた職員は測定し続け、
モニタリングポストとの比較も行っており、ほぼ一緒の結果が
得られていますので、数字はそんなに差がないと思っています。
ちなみに、その結果を知ってか知らずか、発生当時から2週間、
市の職員・農協の職員の何人かは避難しています。
公式な情報じゃないので、何とも言えませんが、少なくとも田村市
の職員はある程度の把握をしていたことになります。
もちろん、他の市町村も同様の感じではないのでしょうか?
田村市の発表がなかったことについては、原子力が国策で
あることもあるし、
何より、パニックは避けるようにすべきだったのでそれはそれでいいですが、
逃げた職員は、“顔は忘れない”!
ハァハァ(((;´Д`)/..........Σヘ(Д`|||)ノ キモイヨー
一度書き込みお願いします
情報を持っていること、しかもその場に行かないと判らないことは
いくらでもあります。
見えないところで、ちゃんと政府に報告した、と思いたいが、
状況が状況なので何とも…
ここには、未だに公然の秘密、が存在しています。
願わくは、よい方向に使ってくれればいいのに~
TANA☆BEさんがおっしゃるように、情報公開を意図的に遅らせたのは、
パニックを懸念しての事だと思いますが・・・。
誰しも怖い、その怖さを数値として知る、その時に、情報を知りえない見ず知らずの
人達の立場にたっての行動がとれるか。
本当に人間性を試されますよね。
私だったらどうしたかな・・・。
もちろん一生懸命頑張っていた人もいます。
そんな人をやり玉にあげることはできないし、感謝しています。
政府、東電は信じられないことばかりしています。
世界のいい笑い物でしょうね。
資本主義は”真摯さ”が無くなるとただのエゴの塊になりますね。
子を持つ親としては、なんとも書きようもない気持ちであります。
職員の中にも、悔やんでも悔やみきれない人、きっといると思います。
東電の株主総会、あのやりとりを見る限り、今回の人災は起こるべくして
起こったこと、そしてまた、繰り返されると思われて仕方ありません。
そんな、東電の電力を使い、生活している私に、そんなことを言う権利も
無いかとは思われますが。
知ってしまった人間はどんな行動をするのか、おおよその見当はできるのですが、
あんなに職員がいてひとりも責任を負う人がいなかったのは残念ですね。
公務員も人の子ですからね、でも“自分たちだけ”が逃げたことについては
非常に残念ではありますが。
知っている以上、政府やその他機関、マスコミまで巻き込んでもおかしくない事態に
沈黙だったのは問題ですね。
この際、逃げることは、そんなに罪でも無いとは思います。
ただ、責任放棄と取れるような方法だけは取ってほしくは
無かったなと。
やっぱ付き合いは変わると思いますよ。
とにかく政府には“判らなかった”は通用しないはずです。
ここまで、半ば公然的に“知ってる人”がいた事実がある以上。
公務員も人間です
中には 自分の家族、いえ 自分自身だって犠牲にして働いている人だっているのに。。
でも もし “知って”しまったら
自分はともかく 家族だけでも。。って思うことはしょうがないのかな。。。
でも。。。
とにかく この事態が一刻も早く終結する日を願ってやみません><
人は極限では本性を現すものですね、身をもってしりました。
まあ、形の上で公僕であるのなら、国に強く働きかけられなかったのが残念でありません。
また、彼らも人の子であるので、ある程度は仕方ないかなとも思いますよ、一応。
知り合いも何も…近所だったり、消防仲間だったり、いろいろです。
それらの人たちに合うと、「あぁ、この人たちは、きっと大事なところでは逃げるんだな~」
と思いながら、うすら笑いになってしまいます。
たとえば、大金を預けたり、命を預けたりはしないでしょう、今後一切。
ここで問題点であることは二つ。
①当初、年間積算被ばく線量を国が1mSv(1000μSv)に決めているのに
(いまは20mSv)何の音沙汰もなかったこと。
②国・東電は測定しなければ無かったことになると思っている(と考えられる)。
の二点だと思っています。
一年間の積算放射線量がこの際1mだろうが、20mだろうが関係なく、当初に上限1mSvと決めているなら、
迅速な対応があってしかるべきであります。
いうなれば原子法が制定されている以上「法律違反」であり、罰則すべき犯罪です。
二つ目が許せない最大の項目で、何もしなければ、もしくは、判らなければ、無かったことになるのでしょうか?
それが許せません。
これは前回のブログにも触れたと思いますが、「知らなかったら罪にならない」と考えている節があります。
これは、責任放棄です。こんなことを考えるような会社や政府に誰がしたんでしょう?
こんな事ではどちらにしろ日本は終わりです。
公務員ってなんでしょうか?国民の公僕のはずですよね。
本当に腹立たしいです。
なんの保証もなく、仕事の当てもなく、住み慣れた、先祖からの所以のある土地を簡単に離れることはできません。
逃げた人は、逃げることのできた人。
情報と条件の整った人だけです。
でも、その情報も環境も、整わせたのは・・・・納税者だよね?
それって、独り占めしていいこと?
ごめんなさいね、安全なところにいる私は好きなこと言えますよね。
こちらには書けない程の心情です。