グアム移転費の全額却下
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- 2011/07/01 17:46:07
【ワシントン時事】米上院歳出委員会は30日、2012会計年度(11年10月~12年9月)軍事建設等歳出法案を全会一致で可決した。同委はこの中 で、オバマ政権が要求した在沖縄海兵隊グアム移転費約1億5600万ドル(約126億円)を全額削除。その上で、グアム移転とその前提条件となる沖縄県の 米軍普天間飛行場移設について、来年5月25日までに進展状況や将来展望を詳しく報告することを求めた。
同委はグアム移転について、厳しい財政事情の中での巨額の予算支出に懸念を表明。国防総省がこれまで基本計画を提出していないことに加え、日本政府が普天間移設を実現できない可能性を指摘し、同年度の予算計上は認められないと結論付けた。
また、政府監査院(GAO)に対し、普天間移設とグアム移転の実施計画や長期の費用見積もりなどを議会の関係委員会に報告するよう要請。国防総省が普天間 移設計画の代替案をどの程度検討しているかや、東日本大震災を踏まえた日本政府の財政負担力を同省がどう分析しているかも示すよう指示した。
法案は近く本会議でも可決される見通し。上院軍事委もグアム移転費を全額却下した国防権限法案を既に可決。満額を承認した下院の歳出、軍事両委とのすり合わせが今後行われるが、上院側の意向が通る見込みだ。
http://www.jiji.com/jc/zc?key=%c9%e1%c5%b7%b4%d6&k=201107/2011070100298
グアムへの移転費用は先月6月28日に報告書が上がったばかりですが、
沖縄と違いインフラ整備がなされていないため、費用が極端にかさんでいるようです。
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=557457&aid=29433641
もともとグアムは沖縄米軍基地が出来るまで、太平洋艦隊の前線基地として使用
されていたものですが、基地の規模が小さいために大規模艦隊の運用が難しくなり、
インフラが整った沖縄に基地移転をしたところです。
しかしその後、沖縄の人口が増え、また米軍の航空機の数も増えた為に住民との摩擦
が大きくなり、グアムに基地を戻すと言う話になっています。
しかし移転費用が莫大なので誰がお金を払うのか、またフィリピンの様に米軍撤退と
同時に中国による実行支配が無いとも言えないため、今後も米軍基地移転がどうなるのか
未だにめぼしがつかないようです。