Nicotto Town


黒猫の本棚。


本棚。27


「Missing」 13巻まで。完結。
「夜魔」
著者・甲田学人  挿絵・翠川しん 出版・アスキーメディアワークス(電撃文庫)

“悪夢のように暗鬱で、 桜のように狂おしく、 時計のように精密な、 物語を紡ごう。”
をモットーに書かれた怪奇小説です。・・・6年ほど怪奇小説と知らずにいました。どうりでオチがなくて理不尽だと、って偏見ですか?w
主に日本怪談噺が大きく反映された本です。著者の趣味で。

若干 魔術vs科学 子供vs大人 な戦いの面もあるかな。



空目恭一というキャラが好きです。思わずうなずきそうになる論理性に。

曰く「恋愛感情など完全に錯覚だ。明らかに物欲の延長に過ぎない。」
曰く「人は常に隣人に殺害される可能性と共に生きている。そして常に人は隣人を殺す可能性を持っている。」
曰く「対抗策が不可能ならば、それに当たる事は必然の事故に等しい。いつか起こる確実な死はもはやただの死でしかない。」

亜紀の評価によれば、「空目はまず直感が先だって、9割の答えが決まる。その答えにそって論理を固めるから、暴論だったり破綻していたりするのだ。」とか。
気になる人です・・・。


この作品の挿絵者、とくに「ちいさな魔女ユメ」の絵に惚れ込んで、「Aventura」に出会ったのは、また別の話。

アバター
2011/07/05 21:19
cocoさん
>こういう一言一言の蓄積が私の思考の元になっているんでしょうね。
ですね♪ 本で考える事多いなって思います。

私もこの人 緑川しんさんの絵大好きなんですvvv 思わず、「Aventura」買ってしまいました
^^*
Gosik も大好きですw
アバター
2011/07/05 19:22
「Missing」だ!
途中まで(何冊かは忘れましたが)読んだんですよ!

>曰く「人は常に隣人に殺害される可能性と共に生きている。そして常に人は隣人を殺す可能性を持っている。」

コレ、覚えがあります!(ちょっと興奮)
こういう一言一言の蓄積が私の思考の元になっているんでしょうね。


ちなみにこの本、イラストに惹かれてジャケ買いしたのでした・・・
同じく「GOSICK」も。




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