南シナ海問題・米比、ARFでの対話を呼びかけ
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- 2011/07/02 20:56:58
2011年6月30日、米華字ニュースサイト・多維ニュースは、米国とフィリピンが東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)で南シナ海問題の解決策を話し合うよう表明したと報じた。
今年のARFは7月16日から31日にかけ、インドネシアのバリ島で開催される。フィリピンのロザリオ外相代行は6月30日、南シナ海問題はARFの重要な論題になると話し、海上安全の視点から問題を議論するべきだと強調した。ハリー・トーマス駐フィリピン米国大使も、ARFは南シナ海をめぐる紛争を解決する最高のチャンスと指摘、外交を通じての問題解決に意欲を示した。
一方、中国は以前から関係国の二国間対話で解決する方針を示しており、ARFの議題とする方針に反発する姿勢を示している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110702-00000015-rcdc-cn
東南アジア諸国連合地域フォーラム(ASEAN Regional Forum、略称ARF)は、
アジア・太平洋地域の政治と安全保障を対象とする対話のフォーラムとして、
1993年7月にシンガポールで開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大外相会議で
新設に基本合意し、1994年7月にバンコクで第一回会合が開催された、ASEANを中核とする
国際機関です。
加盟国はASEAN10か国とその他14か国と1機構で、
ブルネイ、インドネシア、カンボジア、ラオス、ミャンマー、マレーシア、フィリピン、
シンガポール、タイ、ベトナム、オーストラリア、カナダ、中国、インド、日本、韓国、
モンゴル、ニュージーランド、パキスタン、パプアニューギニア、北朝鮮、アメリカ合衆国、
ロシア、東ティモールと欧州委員会で構成されています。