仮想敵は米、中国軍導入の訓練ゲーム
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- 2011/07/03 18:30:29
【上海=河崎真澄】中国人民解放軍が訓練用に導入したオンライン戦闘ゲームの「仮想敵国」がどこなのか論議が広がっている。南京軍区が地元企業と共同開 発し、先月から使用し始めた「光栄使命」と呼ばれるゲームで、敵国は名指しされていない。だが「米軍を太平洋と南シナ海から追い出せ!」などと、対戦相手 を決めつけるコメントもネット上で相次いだ。
敵国軍に米軍のものとみられる攻撃用ヘリが登場することも理由とされる。中国で使用される軍服や武器装備などが再現され、若い隊員が単独任務やチーム作戦を訓練する内容という。
ネット上で白熱する敵国議論に対し中国紙、環球時報(電子版)が行った調査では、92%が「ゲームの仮想敵国をはっきりさせるべきだ」と回答、あいまい さを排除するよう求めた。一方、中国国防省のスポークスマンは「いかなる国にも照準を合わせてはいない」と述べて沈静化を図っている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110703-00000072-san-int