BLADE

昨今のアニメでは驚くほどに流行に媚びない作品でした。

というのもどうやら原作は有名なアメコミ作家の作品のようで、製作はマッドハウスではありますが、スタッフロールの至るところにアメリカ人と思われる名前がクレジットされています。

主人公ブレイドさんはしぶいスキンヘッドのおじ様ですし、ヒロインと思しき女性も引き締まった筋肉の美しいマコトさん。

美少女？美少年？そんなカスタードみたいに甘ったるい流行知ったことかとでも言わんばかりの渋く濃い外見。

アメリカンコミックのテイストを活かしたまま動きまくるキャラ。

しかしながらその濃い味付けは見る人を選びまくると思われ、日本で人気が出るかは未知数すぎます。

吸血鬼ネタはいろんな所である分、これからがどんな内容かも勝負になってくるでしょう。

ロゥきゅーぶ

今度はこれでもかと言うくらいに美少女好きに媚びまくった作品。

いびつな行動にいびつな思考、いびつなテンション…。

美少女アニメにありがちではありますが、いっそ最後までいびつであって欲しかった。

中途半端にスポーツ物として真面目なところもあるせいで、現実感が出てしまい、キャラクター達のいびつさが際立ってしまっています。

キャラクター自体はもう媚びまくってて言い訳のしようも無いので、サービスシーンをほとんど入れずに真面目方向な学園青春スポーツ物としてやってくれていたら、恐らく結構な人気が出ていたのでは無いかと思います。

作画は動かすのを難しい絵を良く丁寧に動かしていたと思います。
ですが残念なことに、その画力の高さが現実感を更に出してしまってもいるのですが…。

このまま媚びる方向で進むのなら、極一部の狭いコミュニティでのみ盛り上がるだけで終わってしまいそうです。

森田さんは無口

ＯＰから懐かしすぎる曲が流れたと思ったら・・・短い！
って本編もみじけえ！

ここ最近、３０分という枠にとらわれない１５分やら１０分やらのアニメが増えては来ていますが、ここまで短いのも珍しいですね。

単発アニメとしてたまに見かけるくらいだったので驚きました。
それもこういった女の子を中心にした作品では珍しいかも。

内容は・・・。

森田さんの反応をただただひたすら楽しむだけというもの。

おすすめかどうかはさておき、見るためのハードルは低いにも程があるので、絵とかで気になったら目を通すくらいはしても良いのではないでしょうか。

もしかしたらそのハードルの低さこそ狙いだったのかも知れませんが。



まよチキ！

原作は読んだことありませんが想像していたよりずっとデキが良いと感じました。

女の子は細かいパーツまできちんとかわいく描かれていますし、実力のある作画でした。

会話のテンションがラノベ的やりとりが続くので苦手な人は苦手かもしれません。

しかし最初から最後まで男の子のスケベ心をくすぐりつつ話を進め、ギャグテイストを間を空けず高速で勧めていくというのが非常にうまく、作品の完成度としては今期の中でもかなり高いほうだと思います。

お色気路線の作品なので女性にはオススメできませんが。

ベッタベタな美少女との同棲ネタでクオリティ高い作画なのはやっぱ重要ですね。

ストーリーの展開次第によっては今期の上位争いに入るのでは無いでしょうか。

しかしお嬢様声が喜多村恵英梨さんなんですが、この声聞いた時点で「あ、恋愛話でうまくいかないキャラなのかな」とか思ってしまうのはもはやなんというか・・・さすがというかすいませんというか。

続きが楽しみです。



にゃんぱいあ

大人気キャラクターのアニメ化です。

今期の、始まる前から最も不吉な匂いのしていた作品ＮＯ．１でしたね。

こういったキャラはファンの方それぞれにイメージしている声や動きががっちり作られてるものなので、場合によってはキャラクター自身の人気を大きく下げてしまう可能性が大きくあります。

もっとかわいいイメージだった、というやつですね。熱が冷めるには充分すぎます。

私の知り合いにもにゃんぱいあのファンがいますが私が視聴するかと聞くと

「見ない。好きで居たいから。」

とずばり。

作品の良し悪しは置いておいて、その答えは正解だと思います…。

きちんとかわいくは作られていましたが、ファンの心の中で作られた最高にかわいいイメージと同等以上かと聞かれれば、残念ながら失敗作と言わなければいけないのではないでしょうか。

作品の内容よりもキャラクター自体の人気の動向が気になる作品です。