Nicotto Town


TAKEのつぶやき


☆お玉牛

元々は上方の落語で、ややマイナーな噺ですが、何処かでお聞きになったことはないでしょうか?
現在では前半部分は省略されていることが多いようですが、なかなか謂れのある落語です。
まず、前半部分は鶴屋南北の狂言『累』(「怪談 累ヶ渕」と言った方が分かりやすいですね)のパロディだそうです。そして、後半部分は近松門左衛門の文楽『大経師昔暦』のパロディだそうです。これだけでも東西の古典芸能が活かされていることが分かりますね。
さらに、初代桂春團治が今の形に仕上げたそうです。

【スジ】
とある事情から、お玉はある夫婦の養女になる。また、お玉は美人だったのでたちまち村の若い者の評判となる。そこで村の若者・茂平がお玉に、「今夜夜中の鐘の合図で裏から忍んで行くから、切り戸を開けて待っていろ!」と半ば強引に夜這いの約束をする。

しかし、泣いて帰ってきたお玉から事情を聞いた義父は、お玉の代わりに牛を寝かせておくのであった。そうとも知らず夜這いにやって来た茂平は、お玉がもうせんを着て太いカンザシをしていると思い込みあちこちさわる(ここは思いっきり笑えます)。

しかし、さわっているうちに、牛もたまらず「モォー」と大きな声を上げると、その声を聞いて義父が怒鳴り込んでくる。

「どうじゃ! これでもまだ、忍んで来るか?」

「いや~、モォ~、来まへん。」

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2011/07/10 22:12
面白いねー。
アバター
2011/07/09 23:54
あはははは~♪
お後がよろしいようで。。

私も落語が大好きで、よく聞きに行きました。
去年の秋に寄席に行き、現代モノを聞きました。
とても面白かったです。^^



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