パキスタンで政党抗争激化、102人が死亡
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- 2011/07/10 20:33:10
パキスタン南部の最大都市カラチで、民族対立を背景とした政党支持者間の抗争が激化し、地元メディアによると、5~9日の5日間で計102人が死亡した。
5日に「アワミ民族党」(ANP)の幹部が銃撃され、ANP支持者が対立する「ムータヒダ民族運動」(MQM)の犯行とみて報復を開始したという。市内の広い地域で双方の支持者による銃撃戦が起き、商店放火も相次いでいる。8日だけで30人が死亡した。
パシュトゥン人主体のANPに対し、MQMはパキスタン独立時にインドから移住したイスラム教徒が中心で、これまでも衝突を繰り返してきた。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110709-OYT1T00595.htm
パキスタン最大の都市カラチは、人口1308万人で、世界第20位の人口の都市となっています。
19世紀より以前はバローチ人しか住んでいなかったようですが、19世紀に入りイギリスの
植民地となった後発展を遂げ、1947年にパキスタンが独立した後、インドに住んでいた
イスラム教徒が多くこの都市に集まってきたため、部族間での対立が起こる様になったと
言われています。