ある日の病室
- カテゴリ:家庭
- 2011/07/12 17:37:36
ひまわりが病気と闘っている時のエピソードです。
ある日、私がお見舞いに行った時、ひまわりに聞いた事がありました。
「お前さん、何か食べたいもんはあるかい?」
「う~ん、病院食以外なら何でも食べたいな。特に家で食べていた物が食べたい。」
「ほうか、何がいいかな?作ってきてやるよ。」
「そうねぇ、特に食べたいのは、アンタがスズキを釣ってきた時に作ってくれたやつがいいな。」
「シーバスのカルパッチョかいな・・・釣りに行かにゃあかんなぁ。」
と言う訳で、仕事の都合を付けて釣りに行ってきました。
しかしながら、釣れたのは小さなスズキの子供のセイゴ。
それしか釣れなかったのだから、仕方ありません。
そのセイゴを捌いて、切り身を作りました。
翌日は、確か横浜でお仕事。
クーラーボックスに小さなスズキの切り身を入れて、ぺティナイフとまな板をクルマに積んで仕事に向かいました。
お仕事が終わって病院にかけつけた私。
クーラーボックスを担いで病室に向かいました。
「今日はうまいものを食わしてやるよ。」
「え~何々?」
私はクーラーから魚の切り身を取り出し、包丁でスライス。
お皿に盛り付けて、上にオニオンスライスを乗せます。
その後、ポン酢をかけてその上からマヨネーズを絞ります。
スズキのカルパッチョの出来上がり。
「はいよ、召し上がれ。」
「・・・」
無言で食べ始めるひまわり。
そして「美味しいよ!」と言ってくれました。
久しぶりに私の料理を食べたひまわり。
今から思えば、私たちの最後の幸せなひと時だったのかもしれません。
私たちがまだ結婚してすぐの頃の曲です。
懐かしいけど、今聞くと照れくさいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=OMsGDBBCT14
綺麗で可愛らしい声ですねぇ~。
彼女も結婚して、お子さんもいらっしゃるそうで・・・。
月日は流れました。。。
浜省の曲で、こんなのがあります。
人を愛すれば、その喜びと同じ重さの悲しみも手にする。
「晩秋」という曲なんですけどね。
その曲だけは、何度聴いても涙してしまいます。
だから、運転中に聞けません。。。
無償の愛って、やはり難しいものですよね。
どんなに想っていても、やがて代償を求めてしまう。
それが叶えられなくなると、不満が生じてしまい、やがて無償とは程遠い愛の形へ変ってしまう。
偉そうな事を言っている私ですが、妻が健在の頃はそうなっていた感じがします。
人は、特に私のような弱い人間は、失わないと気付かないのでしょう。
失ってから気付く事は、遅すぎるんですけどね。
泣かなかったんだ・・・
うん、褒めてあげますよ。。。
よしよし。。。
サビだけ知ってて、じっくり聴いたことはなかったです。
人を好きになるのって、
辛いことや苦しいこともあるけど、
やっぱり、
「好きになってよかった」
だと思うのです・・・。
はじめは、
そばにいるだけで、
同じ時を生きてるってだけで、
笑顔やいろんな表情を見られるだけで、
そういうことだけで、本当に良くって
満足できたのに、
どんどんどんどん要求や不満が生まれてくる、
人間って(私って)バカだなあ・・・。
大事な人たちが元気に笑って存在している、
それって何よりの幸せ。
すぐ、忘れかけるけど・・・。
今回は、泣くの我慢できました(笑)。
褒めて褒めて~。
ご存知でしたか?この曲。
随分古い曲なんですけどねぇ・・・。
私も年齢のせいか、男のくせに最近涙腺緩いです。
まぁ、いい曲ですから、機会があったら聞いてみてくださいね。
ええ、いつも病室で寂しい想いをしてる妻に、贅沢させてあげたかったんです。
釣れたのは小さなセイゴだけでしたが、彼女のための大切な一尾を、心を込めて捌きました。
彼女の短い人生の中で、ひとつの思い出を作れたかなぁ?って・・・。
ごめんなさい。
せっかく紹介してくれた曲をタイトルだけで閉じてしまいました。
だって・・・。切ない曲だって知ってるから。
頭の中で再生されてしまって、ホントに聞いたらホントに切ないから。
お魚の話、いいエピソードですね。
ある意味最高の贅沢ですよw
聞いてくださって、ありがとうございます!
いい曲でしょう?
随分と古い曲なんですけどね。
今聞いても、なかなかいいですよね。
照れくさいですけど。。。
私たちは元気な頃は、それほどいい夫婦ではなかったですよ。
ケンカばかりしていました。
しかし、言いたい事はお互いに言っていた気がします。
それが良かったのかも知れませんね。。。
ええ、家族揃って囲む食卓、大切にしてくださいね!
とーぜんっす!
料理は食材調達からですっ!
ま、私の場合はですけどね。。。
ええ、お世辞でも美味しいって言ってくれましたよ。
私も嬉しかったです。
よく一緒に釣りに行ったんですよ。
そして、スズキもよく釣ってきました。
妻にとっても、思い出のお魚と、料理だったのかも知れません。
病院食・・・
本当にそうですよね~。
味が・・・無い・・・。
いい曲でしょう?
ま、私のようなおっさんが聞く曲ではないんですが・・・。
聞いていた頃は、まだ若かったという事で、お許しください。。。
妻は幸せだったのかな?って、いつも思っています。
皆さんにそう言われると、とっても救われた気がします。
ええ、そのためだけに釣ってきたんです。
なんとしても、一尾のスズキを釣らなきゃって・・・。
小さなスズキの子でしたが、何とか釣る事ができました。
本当に、あの時のスズキには、感謝ですよ~!
幸せだったですかね?
でも、もっと生きて欲しかったです。。。
いい夫婦なのかなぁ?
お互いわがままな人間ですから、気は合ってたかもしれません。。。
気に入っていただけましたか!
随分前の曲ですけどね。
そして、実は失恋の曲だったりします。
でも、可愛らしい曲でしょう?
本当に辛かったんだよ~。
私の優しさは感じてくれたかはわからないんだ。
私はいつもメソメソしてましたから・・・。
精一杯の事が出来たのか・・・まだ悔やんでいるんですよ。
え?食べてみたい?
そっかそっか。。。
好きですよ!今でも!
恐らくこの先も、ずっとね。。。
うん、幸せかも知れませんねぇ・・・。
しかし、当たり前のように一緒にいる事が許されたら、それすら気付かなかったかも。
失ってからしか気付く事が無いなんて、人はやはり愚かですねぇ。
闘病ってのは、本当に辛いですよね。
それは、戦っている本人も辛いですが、看ている家族も辛いものです。
妻の時は、私だけ医師に呼ばれ、余命を宣告されました。
残り10ヶ月という絶望的な時間。
そして、それを知る事も出来ずに、それでも最後まで帰ってくる事を信じていた妻。
私は毎日毎日、泣きながら過したものです。
病気って、本人の都合など全く関係なく、突然訪れるものです。
この先、まだまだずっと続くと思われていた、妻との時間も
突然に終わってしまいました。
murasakiさんも、大切な方との時間を大事になさってくださいね。
決して、悔いなどを残さぬように。。。
好きになって、よかった。
猫さんとひまわりさんのお二人は、きっとお互いに
心からそう思えるご夫婦なんですね^^
今日はスズキが食べたくなりました。
家族と囲む食卓の有難さ、その幸せに感謝します。
美味しかっただろな…
ひまわりさん。
病院食って味付けが薄くて・・・そんなに「美味しい!」って料理は出ませんしね。
好きになってよかった!!
いい歌ですね~泣けました><
ひまわりさん、幸せですね~><
しかも、わざわざ釣ってきてあげるなんて、凄いですね(*^_^*)
奥さん、幸せだったと思うなあ。
そして・・・いい曲・・・^^
「想い出のひとつひとつは生きているから・・・」
心に沁みますね・・・^^
でも・・猫さんの素敵な優しさに救われたこといっぱいあったと思います。。
釣ったばかりのお魚美味しそぅ^^^^私も食べてみたいwww
こんなに愛せる人も幸せだね。
「好きになってよかった」
世の中に・・男も女も五萬といるのに、心に残り、同じ時間を過ごして、一緒に生きていきたい人は
早々現れない。
招き猫さんにとってどれほど彼女への想いが・・愛しく・・今も心の中に残っているかを感じるから
愛する人を失うの・・苦しいです
僕は今別居してるけど・・いろいろあって別居したけど
何年か後に訪れる・・彼(旦那)の体への異変・・ともしかしたら・・に
正直今から構えています
目が死んだ瞬間を知ってるから・・彼が救急車で運ばれただけでも・
僕も死にそうなのに・・失うのは・・やっぱり怖いのです
でも、今は生きてる彼を、心だけでも支えるしかできないから・・
なんか・・↑ほほえましくもあり・・━。゚(ノдヽ)゚。━