5月
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/05/01 14:21:02
今日から5月。「爽」という字が似合う月です。
学生時代の友人の1人に立原道造に深く傾倒している子がいました。
柳原可奈子ちゃん似の彼女とは、それほど親しい間柄ではなかったのですが今でも強く印象に残っているのは
「16の時、立原に出会い・・・」
と語り始めたとたんに、いつもハラハラと落涙して言葉に詰まってしまったことです。
周りはいつも大慌て・・・
結局、何故涙するのかさえ誰も聞きだせぬままでした。
そんな彼女が好きだった立原の詩をひとつ・・・
爽やかな五月に
月の光のこぼれるように おまえの頬に
溢れた 涙の大きな粒が すじを曳いたとて
私は どうして それをささえよう!
おまえは 私を だまらせた……
《星よ おまえはかがやかしい
《花よ おまえは美しかった
《小鳥よ おまえは優しかった
……私は語った おまえの耳に 幾たびも
だが たった一度も 言いはしなかった
《私は おまえを 愛している と
《おまえは 私を 愛しているか と
はじめての薔薇が ひらくように
泣きやめた おまえの頬に 笑いがうかんだとて
私の心を どこにおこう?
爽やかさとは裏腹な秘めたる思いの激しさに
彼女は落涙していたのでしょうか?
うんうん、言葉じゃ表現できない癒せないもの沢山抱えてるもんね・・・
また、アフォなお話で盛り上げて遠巻きに癒しあいましょう^^
>ニコ@さん
うん、激しいんですよこの詩・・・
1つ1つの言葉を拾えば爽やかに美しいんですけどね。
>らんくるさん
(*/∇\*)キャー
らんちゃんが語るの聞きたいわ~~
>KINACOちゃま
そそ、口に上らせたとたんに胸のどこかに直結することってあるよね・・・
なんか響くんだ、不思議と・・・言葉の向こうの思いがね。
なんかね・・・自分の思いとシンクロすると、もうたまらんで涙ってあるよね。
涙腺緩いのは自信があるほうですが、この立原好きの彼女には負けました。
>いっきゅぅ(夢職さん
うん、これもまた出会いだもんねぇ・・・
>香子ちゃん
口に出す言葉と出さない言葉、聞こえても聞こえなくても
人ならではの思いがあります。
ぶつけるか否かは大切な選択ですよね。
>墨様
いつも、いただくお言葉に感謝しています。
墨様との楽しい会話はニコの楽しみの中でも特に大切にしています^^
教科書定番の「高村光太郎」もそんなになぁ〜でした。
唯一好きなのが「ロバート=ブラウニング」の「時は春 日は朝(あした)」ってやつ。
でも、こないだね「道程」を声に出して読んだらね、
声が詰まって、読めなかった。泣いちゃったんです。
「檸檬」でも、泣いた。
夜明けまでも、愛を語っちゃいますぅwwww
タイトルとは裏腹な想いですね。
最近の私も、そんなかんじです。(◕㉨◕ *)
確かに伸びやかな季節ですが、次にくる季節の激しさも地下に隠れてそうだし。
きっとお友達には、心に響く何かか、心を捉える何かがあったんでしょうねえ。
それによって 相手の何かを変えることはできないと
そんな言葉を思い出しました
最近の私たちは 素直に言葉に出す問いことをはきちがえてるのかもしれません
最近そう思うことがあり、ふと、また思ってしまいました
詩の素晴らしさは、ほんと心にしみますもんね^^
涙もろい女の子っていますよね。
わしのクラスにも、エースをねらえを読んで、ハラハラ泣いてる女の子がいましたっけ。