ラジオは勉強になるな。アーネスト・サトウ伝
- カテゴリ:日記
- 2011/07/16 08:43:16
今朝、寝起きにゴロゴロしていて、たまたまつけたラジオがNHK第二の林望先生歴史文化講演会だった。
講演内容は幕末の英国外交官アーネスト・サトウと日本文化。
英国人でサトウ?何者だと思いながら聴いていたが、このサトウさん19歳で通訳見習いで日本に来ると、その後ドップリ日本文化にはまり、外交官の仕事の傍ら日本の書物を自費で買い集め出したとか。
その中には、廃仏毀釈でとばっちりを受けた寺院所有の貴重な資料とか日本人でも誰が買うんかい?といったようなトンデモ本とかもあり、それらが散逸せずケンブリッジ(だったかな?半分寝てたんで)大学図書館にあるのは、サトウが寄贈したからとのことでした。
このサトウさんそういったわけで、日本語も達者で、当時外国人が入手困難だった地図を日本人から譲り受け各地を旅行したり、毛筆で図書目録書いたりとかしていたそうです。
どのくらい本を買っていたかというエピソードで、当時パン代が月10円の時代に70円以上を図書購入に充てていたということですから、今のレートで考えるとちょっと分かりませんが、外国産高級食材の7倍の額って事ですかね。すごい。
しかも、そのほとんどを大学図書館に寄贈したり、日本研究をしている友人に譲渡してるということでした。
しかも、日本人の女性との間に子供をもうけたんですが、日本を離れてからも独身を通し、仕送りをし、その子供を英国の大学に留学させるということをしたそうです。
聴き終わってネットで見てみると、結構サトウさんの自伝とか考察本が出版されていて、有名な方で、NHK大河「竜馬伝」でもパックンがサトウさんを演じていた、というのを知りました。ちなみにサトウはスラブ系の希少姓ということで日本の佐藤さんとは直接関係ないそうです。
大河か朝の連続ドラマで取り上げてもらえればおもしろい人だと思うんですが。幕末から明治にかけての激動の日本で日本文化の散逸を密かに守った日本大好き英国人外交官。しかも純情派(かな?)。
写真も見ましたがサトウさんパックン似で奥さんはスラっとした美人さんでした。朝ドラでも行けそうです。
しかし、ラジオは勉強になるな。
(写真はこっちから見てください)
http://pedia.mapion.co.jp/svc_wiki/wikipedia/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%88%E3%82%A6
奥様いたんですねー。