読書感想文【ナショナルジオグラフィック7月号】
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/07/16 23:08:24
特集記事は「クレオパトラを探して」
誰もが名前くらいは知っているであろう人物だが、今、どこに眠るのかは誰も知らない。
クレオパトラ(厳密にはクレオパトラ7世フィロパトル)の墓を探す人達の話である。
が、念のため、先に結末を言ってしまうと、今なお「調査中」である。
「クレオパトラ=絶世の美女」という図式があるが、顔かたちを正確に描いた資料は存在しない。
コインの肖像画に残ってはいるが(今の基準で)あまり美人とは言えない。
ただクレオパトラは頭が良かったらしい。
その「深い教養」や「含蓄のある言葉」でカエサルやアントニウスを魅了したようだ。
そんなクレオパトラは自分の墓をどこに作ったのだろう。
もしかするとまるで見当違いの所を探している、研究者を見て、笑っているだろうか、
それとも冷や汗をかいているだろうか。
願わくば、前者であってほしいような気がする。
もうひとつ気になった記事は「軌道エレベーター」に関しての記事。
わずか2ページだが、「楽園の泉」(アーサー・C・クラーク)は好きなSFなので・・・。
ふと思いたち「軌道エレベータ」が世界最速のエレベーターと同じ速度で移動できるとしたら、
宇宙ステーションや月、火星までどれくらいかかるだろうか計算してみた。
エレベータの速度:時速64.8km
※現代峨山タワーのエレベーター
まずはISS(国際宇宙ステーション)に行くとすると、最高高度で460mなので、約7時間。
日本からハワイまでくらいの時間だ。
ただ、ISSは人口衛星の中でも「低軌道」と呼ばれる低いところを飛んでいる。
「中軌道」(高度2000kmから地球同期軌道(35,786km)まで)を飛ぶ人口衛星を例にとってみる。
2000km の所を目指すとすると約30時間。だんだんあやしくなってきた。
もうひとつ、35,786kmの所を目指すとすると約552時間(23日間)昔の船旅に近い。
やはり宇宙は遠い・・・。
古代のエジプトの王族では近親婚は、頻繁に行われていたようですね。
クレオパトラは例外的な存在なのかもしれません。
>あきさん
名前は知られながらも、実像が知られていない、というケースはよくありますが、
クレオパトラは間違いなく、そういう人達の中でもトップクラスだと思います。
記事によると、クレオパトラは自分を女神イシスと一体化させようとしていた
らしいです。なんだか妙に納得してしまいました。
実在した人物なんですよね?
墓にしろ、肖像画にしろ、それを証明できるものは、
未だ、明らかにされていない。
ただ、夢はありますよね。
絶世の美女、才色兼備。
女の人も、男の人も、全てが憧れてやまない人となり。
詳しくを知りたい気もしつつ、
このまま、謎につつまれた人物像が、私はいいかも。
頭の中で想像するクレオパトラ。
女の人でありながら、神のごとくの各種の逸話。
ロマンがあって、私は、いいな。と。
繰り返していたそうですね。
そうなると、いわゆる遺伝的障害が多発しそうですけど、
クレオパトラは才色兼備でしたから、運がよかったのかしら。
墓は永久に見つからない方が、ロマンがあります~。