南シナ海航行の自由尊重を、ASEAN会議声明案
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- 2011/07/17 21:48:31
【ヌサドゥア(インドネシア・バリ島)時事】東南アジア諸国連合(ASEAN)が19日に開く外相会議の共同声明案が17日判明した。ベトナム、フィリ ピンと中国の対立が深まる南シナ海の領有権問題について、すべての当事者に対し、南シナ海での「航行と上空通過の自由」を尊重するよう呼び掛けている。
声明案は「地域の平和と安定、経済成長と繁栄のため、南シナ海でASEANと中国が平和的かつ友好的環境を推進することの重要性」を強調。領有権問題の平和的解決を目指し、2002年にASEANと中国が合意した「南シナ海行動宣言」の妥当性を再確認した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011071700075
ASEAN(東南アジア諸国連合)は、東南アジア10ヶ国の経済・社会・政治・安全保障・文化での
地域協力機構で、本部はインドネシアのジャカルタに所在すします。
参加加盟国は、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、ベトナム、
ミャンマー、ラオス、カンボジアの10カ国で構成され、域内の人口は約5億8000万人と多く、
近年の目覚しい経済成長に拠り、欧州連合、北米自由貿易協定、中国、インドと比肩する存在になりつつあります。