阿修羅に会いに
- カテゴリ：日記
- 2009/05/02 08:33:08
展覧会が行われている国立博物館に行ってきました。
教科書に必ず出てくるあの三面六臂の神様です。
何かに書いてあった記憶があるのですが、まさに「天平の美少年」。
表情といい姿といい文句なく美しいのです。
美しいとかすばらしいとかいう月並みな表現しかできない私に対して
お友だちが伝言板に「凛と研ぎ澄まされた空気」と書いてくれました。
まっすぐに前を見つめるどこか憂いを秘めた眼差し、すらりと細い腕や身体。
そんな言葉がピッタリなのです。
今回初めて実物を見て嬉しい大発見がありました。
像の周りをぐるりと回って３６０度どこからでも見られる展示になっているおかげで
普段は見られない横からも後ろからもじ～っくり見てきました。
そこで気がついたのが横顔の美しさ。
３つあるお顔のうち正面を向いている顔は初めに書いたように憂いを秘めた
「美少年」なのです。
（男性には美少女に見えると何かに書いてありました）
ところが横に回ってみると驚いたことに、私には笑みを含んだ美しい女性の
顔に見えました。
それがまたこの横顔の輪郭がとんでもなく整っていて美人なのです。
鼻筋がすらりと通って額から顎まで完璧な輪郭。頬のかすかな丸みも
それはそれは美しいのです。
そしてそれが妖艶に微笑んでいるように見えるのです。
びっくりして息を呑みました。
あと、正面のお顔の両側にあって横を向いているため、なかなかちゃんと
見られない左右のお顔。作りは正面に比べると多少雑な感じがありますが、
これがまた後ろから見るといいのです。
正面で合掌している２本の腕以外の４本の腕と組み合わさって、私には
踊っているように見え、なまめかしくさえ感じられました。
とにか見ていて飽きず１時間半近く阿修羅だけを四方八方から見つめ続けて
きました。なんて幸せな時間。
なんたって普通ならわざわざ興福寺まで行かなくちゃお会えないお方です。
奈良には昔何度も行きましたが、比較的便利なところにあるにも関わらず
興福寺には行かずじまい。
いつか阿修羅を見に行きたいとずっと思っていたところにこの展覧会。
ありがたいことです。
この機会を逃がしたら次はいつ会えるか分からないと思い、前売り券を２枚
買ったのでした。休み中にもう１回行こうと思ってます。
新着コメントの阿衣さんの名前を見たとき一瞬我が目を疑いましたよヾ(>▽<)ゞ
伝言板より先にこっちを見たので驚きも数倍。でも嬉しさも数倍です(*^▽^*)
私も宗教的な見方なんてまったくわからないので、単純に姿の美しさを観賞して
いるだけです。
でも見ているうちにふかーく心に響いてくるものがあるんですよね。
それを何と言ったらいいのかはわかりませんが、忘れがたい体験になります。
阿衣はまだ本物を見たことがないです
絵画と違って彫刻は
(って表現はこの場合、阿修羅像には失礼な気がしますけど)
やっぱり横も後ろも見たいですよね
おぉ高台寺！あそこら辺は京都観光のメッカですね。
京都にも何度も行ってるし、たぶん行ったことがあるはず。
でも覚えてなくて＾＾；ちょぴっと調べてみましたにゃ。
「豊臣秀吉とねねの寺」だそうで、秀吉と北政所の木像が安置されているとのこと。
ふーん知らなかった←おいおいヾ(^o^;)
いいな～久しぶりにまた行きたくなってきちゃったな。
ありゃ、オスカー勘違いしてたにゃ？
私は京都で展覧会があったのかと思ってたにゃん＾＾
仏像の見方なんて私もまったく分かりませんよーヾ(;´▽｀A``
ただ有名な像だし、「百億の昼と千億の夜」という阿修羅を主人公にした
小説＆漫画があって、それが大好きだったこともあって見に行きましたん。
恐竜展もやってたんですね～。Webで検索してみました。
これも面白そう。王子さまたちのおつきあいだったんでしょうか？＾＾
こういうのは見方がわからないと本当に勿体無いなと感じました・・・。
ワタシは近くの恐竜展にいったのですが、少しきになっておりました・・・。
ものすごいヒトの数でしたよね！！
でも、これを読んで行って見たいなぁｗｗと思いました・・・小学生のコメントみたいになっちゃった(≧∇≦)ﾉ