glycogenさんの日記 | ニコッとタウン

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昨日は

カテゴリ：日記
2011/07/22 12:57:11

誕生日だった。
年を取るのは嫌いじゃない。
鏡を見ると、去年より肌が衰え、体のあちこちにたるみが増えているのがわかるが、１０代、２０代に戻りたいかと言われればいやだ、と即答する。
今も時々思い出すとその場で叫びだしたくなるような事をしでかす浅はかな私であるが、昔は毎日そんなことの繰り返しだった。
それに比べれば少々の若さなど、時にくれてやる。

言わなければ誰も気づかないだろうと思って何も言わずに過ごしていたのだが、義父母は人の誕生日を暗記するタイプの人だった。
夕方プレゼントを持ってくるというので、仕事から帰ると大急ぎでスポンジを焼く。
混ぜるのに１５分、焼くのに３０分、冷ましている間にクリームをあわ立て、まだちょっと熱いのだが半分に切って冷凍マンゴーを絡ませた生クリームを挟む。
子供は私がケーキを焼いているのには気づいているが、何故なのかはわかっていないよう。
ここまで来ると、ちょっと鈍い。
「おばあちゃんたち来てお茶飲むから、そこらを片付けて」の指示には従っているんだから、まあいいか。

二人が来て「お誕生日おめでとう」とプレゼントを渡してくれた。
ストーンがふんだんについた、黒のＴシャツだ。
うちの母はいつも私が欲しがるものでなく、自分が贈りたいものを贈ってくれるのでたいがい趣味が合わないのだが、こちらは私の普段来ているものから類推してくださったらしい。
ありがたく、嬉しい。

長男はこの時点で「やばい、忘れてた」という顔をしたが、三男は「なになに？　何でママだけ？」とまったく気づいていなかった。
ついでに私のことを実年齢より６歳ほど年を取っていると思い込んでいたらしい。
またダンナにだまされていたな・・・
次男は「ママの誕生日って２３日じゃなかった？」
それは君のチャレンジの提出日だよ。

だんなは帰ってくるなり「みんなママに誕生日おめでとうって言ったか？」と聞いた。
けど、肝腎の君からまだ聞いていないぞ。
「俺はこの間プレゼント代わりに飲みに連れて行ったでしょ」
「うん。けど毎日顔をつき合わせている人間におめでとうくらい言っても罰は当たらない」
という会話の後、「おめでとう」の言葉をせしめた。
そんなこんなで私の誕生日は終わった。