原爆のこと。
- カテゴリ:日記
- 2011/07/26 20:01:47
長崎という、最後に原爆が落ちた都市に10数年間暮らした
来訪者として。
長崎という街は、平和な街で、普段生活している上では
原爆のことなんか意識しない。
でも、小中高の教育などではしっかりとした教育がされていて、
誰に聞いても平和を大切にしたいという想いが強い。
日本の他の県の方々との意識の差は大きいと思う。
僕も長崎に来るまでは原爆に対する意識は低くて
長崎に来てからも、普段の生活の中で意識する事は少なかった。
いろいろと感じたのは、
長崎原爆資料館、長崎原爆死没者祈祷館
原爆落下中心地、平和記念像と一連の施設を巡ったときだ。
祈祷館の中に、原爆体験者の方々の手記のコーナーがある。
どの経験談を読んでも、感情的にではなく
その日の事実だけが淡々と記されていた。
祈祷館で祈るとき僕は想像する。
原爆落下直後の焼け野原において、自分がたたずむ姿を。
建物が消失し、遺体が沢山ある景色の中で、
どれだけの空虚感と喪失感を感じるだろうか。
そこには悲哀や憎しみを超えた感情があると想う。
そのような感情を
自分たちや将来世代の誰一人として感じて欲しくないと
心の底から想う。
そして平和を志そうと誓う。
8月6日 広島原爆の日
8月9日 長崎原爆の日
その当たりの表現は迷って迷っています。
想像していいものなのか。想像がどの程度なのか。
感情もそう。
迷いながらも自分の感じたことをそのまま書いています。
「悲哀や憎しみを超えた感情」 そのとおりかな?って思う。