北朝鮮、米朝協議を前にミサイル防衛システムを批判
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- 2011/07/28 20:25:47
[国連 27日 ロイター] 北朝鮮の申善虎(シン・ソンホ)国連大使は27日、米国がイランを仮想敵国として欧州にミサイル防衛システム(MDS)を配備すれば、新たな核兵器競争につながると非難した。
シン大使は「『ならず者』と呼ばれる国による弾道ミサイル開発に対応するという名目で、MDSを推し進めるのは論外だ」と指摘。
また、MDS配備の真の目的は「他の核保有国に対する絶対的な優位性と世界覇権を握ろうとすること以外にない」とし、「この危険な動きが、やがて新たな核兵器競争につながることになるだろう」と、米国を厳しく批判した。
米国は2020年までに欧州各国でミサイル迎撃システムの段階的配備を計画しており、北大西洋条約機構(NATO)と協議を進めている。
北朝鮮は28日、核問題をめぐる米国との協議を1年7カ月ぶりにニューヨークで再開する。北朝鮮側は金桂寛外務次官が、米国は北朝鮮問題を担当するボズワース特別代表が出席する。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-22403920110728