で、「八朔」のこと
- カテゴリ:日記
- 2011/08/01 06:12:28
今日は八月一日です。で、愛用している歳時記カレンダーの今日の欄に「八朔」とあるんですが、「朔(さく、ついたち(「朔日」とも))」というのは「1日」「新月」をさすので不思議はないのですが、なぜゆえに「『八』朔」として特別扱いするのか……例によって、調べてみないと気が済まないので、調べてみた。
以下、wikipediaから引用。
八朔(はっさく)とは八月朔日の略で、旧暦の8月1日のこと。
この頃、早稲の穂が実るので、農民の間で初穂を恩人などに贈る風習が古くからあった。このことから、田の実の節句ともいう。この「たのみ」を「頼み」にかけ、武家や公家の間でも、日頃お世話になっている(頼み合っている)人に、その恩を感謝する意味で贈り物をするようになった。
京都市東山区の祇園一帯など花街では、新暦8月1日に芸妓や舞妓がお茶屋や芸事の師匠宅へあいさつに回るのが伝統行事になっている。
福岡県遠賀郡芦屋町では、「八朔の節句」として長男・長女の誕生を祝い、男児は藁で編む「わら馬」、女児は米粉で作る「だごびーな(団子雛)」を家に飾る行事が行なわれており、300年以上続く伝統行事として、国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財の選択を受けている。
香川県丸亀市では、男児の健やかな成長を祈り、その地方で獲れた米の粉で「八朔だんご馬」を作る風習がある。讃岐藩出身で馬術の名人として名高い曲垣平九郎に因んでいる。
また、徳川家康が天正18年8月1日(グレゴリオ暦1590年8月30日)に初めて公式に江戸城に入城したとされることから、江戸幕府はこの日を正月に次ぐ祝日としていた。
明治改暦以降は、新暦8月1日や月遅れで9月1日に行われるようになった。
二百十日・二百二十日とともに台風襲来の特異日とされている。
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ついでに、果物のハッサクについても……(同様にwikipediaから引用)
ハッサク(八朔、学名:Citrus hassaku)はミカン科で柑橘類のひとつ。果実は夏みかんに似るが、やや小さく皮が薄い。原産地は広島県。日本国内でのハッサク栽培は、江戸時代末期に尾道市因島田熊町(旧因島市)の浄土寺で原木が発見されたのを機に始まったとされる。現在因島では約二千戸の農家がハッサクを育てている。
ハッサク(八朔)とは、旧暦の8月1日を指す言葉である。毎年その時期から食べられるようになることからこの名が付けられた。
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まぁ、旧暦がらみなんで、農事に関係あるとは思っていたが……(乱暴にまとめてしまうと)初収穫のお祝いなのね。