シリア、140人死亡EU外相 UNに態度表明迫る
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- 2011/08/02 20:34:52
【8月2日 AFP】欧州連合(EU)のキャサリン・アシュトン(Catherine Ashton)外務・安全保障政策上級代表(外相)は1日、前日にシリアで政府軍が反体制デモ隊を攻撃し市民100人超が殺害された事態をうけ、国連安全保障理事会(UN Security Council)に対し、シリア政権による弾圧を阻止する必要性について「明確な態度」を取るよう強く要請した。
7月31日に反体制デモの中心地ハマ(Hama)であった政府軍の鎮圧を含めて、この日シリア全土で政府軍の犠牲となった市民の数は140人近くに上るとみられる。
これについて、アシュトン外務・安全保障政策上級代表は「弾圧阻止の必要性に関し、国連安保理は明確な立場を取るべき時だ」と明言。民主化要求デモに対する弾圧激化を受けて、安保理が1日に緊急会合を開くことを決めたことに歓迎の意を示した。
人権活動家らは、ハマでの犠牲者数は100人を超えると主張している。
一方、国営シリア・アラブ通信(SANA)が報じたところによると、バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領は、政府軍の部隊編成66周年記念行事でのスピーチで、今回の政府軍の進撃に触れ、「国民と国家、わが国の信条への忠誠を示した」と褒めたたえた。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2817556/7591897
先月の終わり、31日にハマに進行した政府軍に対して、EUが口をはさみ出しました。
NATOは現在、アフガニスタンやリビアに軍隊を派遣しており、北アフリカ、中東での
人事的展開にとても意欲的です。
対する国連は、アフガニスタン、イラクに10年以上治安維持の為に兵士をつぎ込み
続けていることもあり、現状で国連平和維持軍を投入できる余力が余り無さそうです。