東電OL殺人事件
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- 2011/08/05 10:51:06
今 この過去の事件が話題になっています。
それは 三つの 問題
* 冤罪の可能性
* 現在の東電社長と 当時 上司と部下の関係だった
* ヒエラルキー
今日は 三つめの ヒエラルキーについて
これは 階級とか 階層 という意味
人が 社会の階段を上るとき
女性と 男性では 大きなちがいがある ということです。
ちょっと昔 戦後 強くなったものは 靴下と女
ということも言われたことがある
そして ウーマンリブ運動という波もあった
それから 何十年 経過したのか
今でも それほど大きな変化は見られません
衆議院の 女性議員率
上場企業の社長の女性率
極めて低い
賃金平均の比較でも 女性が かなり低い
東電OLの事件から ヒエラルキーが論じられるのは
女性は 頭が良くて いい大学を出て 大企業に就職しても
階段を上るのは困難
だけど 美人であれば それは きわめて簡単なこと
厳然とした事実として 今 ここにある ということです。
明治維新で 身分制度が廃止されて 百数十年経過しても
階級というものが しっかり残っているということも問題だけど
ウーマンリブ運動が盛んななころ
ミスコン反対運動というのがありました
彼女たちの 当時の論理は
「性の商品化だ」
「誰がどんな基準で評価するのか」
さらには
「女はみんな美しい」 という非論理的なものまで
当時 私が考えたことは
個人を 社会的に評価するときに
女と男では 違う価値基準を用いている
それを改善しなければいけない
ということでした。
男は
頭がいい
仕事ができる
身長が高い
女は
美人
スタイルがいい
料理がうまい
現在でも そんなに変わっていません
男について イケメンという言葉も使われるようになりましたが
男が 容姿で 階段を上れるのは 芸能界だけです
ヴィジュアル偏重は テレビ業界の罪が大きいと思う
テレビがなければ ウーマンリブ運動は
もっと実りある結果になったでしょう。
東電OL殺人事件から
若い女性たちは そんなことを 読み解いて
美容整形外科 エステサロン 化粧品メーカー ファッション業界
そんな企業に繁栄をもたらす。
そういうこともあったんですか
犯人とされている人は 冤罪の可能性が高くなってきていますね
間違いなく冤罪です。
殺害された社員の女性とその母親、東電のプルサーマル計画に最後まで反対だったようで、
脅しがあったようです。でもそれに屈しなかったために、娘さんのほうが殺害されてしまいました。
母親は、娘が殺されたことでやむを得ず脅しに屈してしまう。
隣に住んでた男性が怪しまれ、私は犯人ではありませんと警察署に行ったところを逮捕。
これって明らかに冤罪です。本当卑怯なやつ。
それは 弱い立場にいることが そうさせるのだと思う
強い者におもねることが自分に有利になると錯覚するの
そういえばそうですね スキャンダル的な側面を強調した記事も多かったですね。
冤罪という面からは 警察 検察 そして 裁判所までも 同じ穴のムジナだということをあからさまにしてくれた事件でもありました。
一審で無罪になったのに 裁判所は 検察の要請を受け入れて 拘束を続ける許可を出したのです
と、同時に女性は魔物なんだと・・・そういう生き物なんだと微妙に感じた頃がありました。
彼女が発展途上国の子どもために活動していたことなんかより、
「一流企業のOLの夜の顔」的なスキャンダラスな報道が連日ありましたね。
東電の影響力が弱まった今、こういったことが報道されるのも皮肉です。