もう随分前の話になります・・・

私が中学３年生になる時　４学年上の兄が京都の大学に進学したので　兄は家を出て京都に下宿することになりました。
兄とは　子どもの頃ケンカばかりしていましたが　居なくなるとやっぱり寂しくて　私は高校生の頃や短大時代　心が疲れた時や寂しくなった時　よく一人で京都に行きました。
といっても　兄に会いに行くわけではありませんでしたが・・・。
何となく足が京都へ向かいました。　
ガイドブックを見て『この辺りへ行ってみたいな～』と思った所へ　ぶらぶら行きました。
あまり人がいなくて市街地を見下ろせるような場所や　素朴な風景のある場所を好んで行きました。
そんな場所で　ぼ～っとしてるのが好きでした＾＾　

今でも時々　一人で海を見に行きたくなったり　高台から町を見下ろして　ぼ～っとしてたくなります。
もちろん　お友だちと一緒に行くのも楽しくて好きなんですけど♪

京都の町は　いつも私を癒してくれましたが　怖い思いをしたことも何度かありました＾＾；
冬のある日　どこかのお寺に行こうとしてた時　１本道を歩いてて急に道が開けた瞬間　犬３匹とばったり出会いました。
私もびっくりして緊張が走りましたが　犬達にも緊張が走ったのが分かりました。
一瞬の向き合う時間が過ぎて
「ワワワワンッ！！！」と繋がれてない３匹の犬が一斉にこっちに向って走って来ました・・・。
走ってはいけないと分かっていても　恐怖で・・・走って逃げるしかありませんでした＞＜；
すると　目の前に金網のフェンスが・・・
もうそれにのぼるしかありません・・・
夢中でよじのぼって向こう側に逃げました。
子どもの頃　フェンスにのぼって遊んでたのが　この時役に立ったみたいです(^^ゞ
（今なら体が重くてきっとのぼれません＾＾；）
犬達はしばらく鳴いていましたが　諦めてどこかへ行ってくれました。　ﾌｩ～
帰りは　来た道を戻るしかないので　フェンスの向こう側で良い場所を見つけて　おにぎりを食べたり　１時間ほどのんびり過ごしてから　戻る覚悟を決めました！
フェンスの辺りにはもう犬はいなかったので　ちょっとホッとしながら　またフェンスを越えてこちら側に戻って来ました。
犬がいない事を願いながら１本道を戻ってる時　向こうの方から　１匹の犬がゆっくり歩いてくるのが見えました。
さっきの３匹のうちの１匹みたいでした・・・　　
ものすごく緊張しましたが　今度は”目を合わさないように・・・冷静に・・・”と　必死に心を落ち着けてそのまま歩き続けました・・・。

無事　犬とすれ違う事が出来た時は　本当に心からホッとしました。
楽しい（？）思い出の中の一つです＾＾