中国軍機尖閣・与那国に飛来、台湾・空自が緊急発進
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- 2011/08/23 19:59:38
【台北=吉村剛史】22日付の台湾紙「蘋果日報」は、中国軍のスホイ30戦闘機が今年6月下旬、台湾海峡の中間線を越え、さらに日本の防空識別圏に侵 入。台湾空軍と日本の航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)を行った、と報じた。中国の戦闘機がこの海域まで飛来したのは初めてという。
同紙によると、中国軍機は6月29日正午ごろ、中国江西省の基地を発進。同機が台湾海峡の中間線を越えたため、台湾空軍のF16戦闘機2機が東部の花連基地から、ミラージュ2000戦闘機2機が北西部の新竹基地から緊急発進した。
中国軍機はさらに尖閣諸島上空から与那国島上空付近を飛行したため、沖縄の空自機も緊急発進した。中国軍機は約40分後に中国に引き返したという。
台湾国防部(国防省に相当)はこの報道内容を否定しているが、同日前後して、別の中国軍機2機(スホイ27)が台湾海峡を飛行中の米軍の高高度偵察機U2を追跡中、台湾海峡の中間線を越えたため、台湾軍のF16戦闘機が緊急発進したことは、7月25日に発表している。
日本の防衛省統合幕僚監部では「非公表」としているが、空自関係者は「6月29日、中国のスホイ30戦闘機2機の飛来に対し、那覇からF15計4機を緊急発進させた」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110823-00000090-san-int