シンガポール大統領選、18年ぶりに投票
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- 2011/08/27 17:56:10
【シンガポール時事】シンガポールで27日午前、元副首相ら4人が立候補した大統領選挙(任期6年)の投票が始まった。8月末で退任する現在2期目のナーザン大統領(87)は無投票当選を重ねており、大統領選の投票が行われるのは18年ぶり。即日開票され、選挙結果は28日未明にも判明する。「政府・与党の意中の候補」とされるトニー・タン元副首相(71)が最多得票で当選するとの見方が有力だ。
http://www.jiji.com/jc/zc?key=%a5%b7%a5%f3%a5%ac%a5%dd%a1%bc%a5%eb&k=201108/2011082700109
シンガポールはいわゆる人民行動党による開発独裁型国家であるといわれ、典型的な
「国家資本主義」体制だと言われています。
労働者党などの野党の存在は認められていますが、言論は大きく制限され、与党に不利な
発言は投獄や国外追放などの厳しい弾圧に晒されているとの事です。
21歳以上の全国民が選挙権・被選挙権を持つ普通選挙ですが、野党候補を当選させた
選挙区民は、徴税面、公団住宅の改装が後回しにされるなどの“懲罰”をうけてしまい、
その為海外から不平等な選挙だと言われないように、人民行動党が有利なように選挙の
度に選挙区を区分けしているといわれています。
こうした事からシンガポールの政治制度には「明るい北朝鮮」と言う別名もあるようです。