シンガポール大統領選トニー・タン元副首相が当選
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- 2011/08/28 21:32:50
【シンガポール=佐藤大和】18年ぶりに投票による選出となったシンガポール大統領選は27日投開票され、独立以来、一貫して政権を握る人民行動党(PAP)の支持を受けたトニー・タン元副首相(71)が初当選した。2位に入ったタン・チェンボク元PAP国会議員(71)との得票率の差はわずか0.3%。想定外の大接戦となり、国民のPAPに対する不満が浮き彫りになった。
1965年にマレーシアから独立して以来、7代目の大統領。任期は9月1日から6年間。
有権者数は227万人で、投票率は90%を超えた。
選挙戦には新人4人が立候補。タン元副首相を除く3人は「非PAP」「反PAP」の立場を掲げ、同国大統領選としては初めての本格的な選挙戦となった。引退する現職のナーザン大統領は2期12年務めたが、いずれの選挙でも対抗馬がなく無投票当選だった。
タン元副首相は教育相、財務相などを歴任。95年から2005年まで副首相を務め、リー・シェンロン首相の就任初期を支えた大物。今年5月の国会議員総選挙で得票率を過去最低の60%まで減らしたPAPにとって巻き返しの切り札的な候補者だった。
しかしトニー・タン氏の得票率は35.19%にとどまり、34.85%を獲得したタン・チェンボク氏に約7000票差まで肉薄された。
リー首相は28日早朝、声明を発表。「選挙は終わった。ここからは国民全体が結束して今後の課題に取り組むときがきた」と呼びかけた。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819499E0EAE2E2E18DE0EAE2EAE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
先日も書きましたが、シンガポールは一党独裁制の政治をしており、明るい北朝鮮と
言われています。
しかし今回の選挙ではかなり不満が高まっていることが伺われたようです。
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=557457&aid=31552830