「塩の街」読みました。
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/08/30 23:38:58
やーっと、有川浩デビュー作「塩の街」読みました。
本編読んでから、アフターストーリーを斜め読みしてたので話はわかってたんだけど、
ちゃんと読むとやっぱり面白いです。
世界設定
ある日突然、宇宙より巨大な塩の塊が飛来、人間が塩になるという「塩害」が発生して国家・都市の機能が完全崩壊。
えーっと、で、要点を書くと早々にネタばれになるので難しい。
この作品のテーマは世界が終る時(or死ぬ時)誰と一緒にいたいか。ということだと思います。とても良くできています。
ただ、配給だの、両親が帰ってこなくなったヒロインの様子など。読んでいて、ふと 東北の被災地を連想しました。今日と同じ明日が来ると思い込んでいてはいけないな。とつくづく思ったり。
有川浩なので相変わらずべた甘なのですが、恋人たちが出会う前提に世界の危機と死があるので実にしょっぱいお話でもあります。
キャラクターは主人公2人以外では悪徳司令代理の入江がお気に入り。
アフターストーリーでは野坂夫婦のなれそめがよかったです。
まとまりのない内容ですいません。m( __ __ )m
若い子達が「明日を信じられなくなってしまった」震災は、哀しいねぇ。
興味惹かれる内容ですね
解っていても泣かされる話しです。
甘いだけの話じゃない。
やはり、有川さんはSFマインドをお持ちだなと思います。
塩の柱になるから。
人間の記憶も。
思い出も。
危機のあとに出会いがあるんか~
この世が終わると分ったら無法地帯だろうな。
お祭り騒ぎに参加するか篭って静かに終わりを迎えるくらいしか選択肢はなさそうだが。。。