本棚。44
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/09/05 14:49:56
「狼と香辛料」 17巻完結。
著者・支倉凍砂 絵・文倉十 出版・アスキーメディアワークス(電撃文庫)
行商人・ロレンスが太古の狼・ホロと共に、ホロの故郷を目指して旅をする話。
行商人としての旅、の様子が知れるところがすごく好き。
「キノの旅」も旅の話ですが、
彼らは村人に顔を覚えてもらう必要もなく、同じ時期に同じ街に行く事もなく、多くの荷物を馬車に乗せて運ぶ事もほぼ有りません。
それはそれで翼が生えている様で、大好きな本だけど。
商人としての損得勘定。いかに上手く誤魔化してお金を多くせしめるか、手ひどく裏切った相手でも次の商売には一切関係がないとか。
ロレンスが毎巻崖っぷちに立たされますが、男の意地?でホロの巨大な姿、賢い知恵にほとんど頼ることなく、
崖に落ちるのを回避する、その関係が魅力でもあります。
ネズミの様に走り回って、群衆を口先で丸めこむ なんだろ ルールに則って盤上をひっくり返す感じが好き♪
私もあの友人が貸してくれるのでなければ 途中で・・・なんてw
商人の話はシリーズ前半くらいですしね。
後半はホロとロレンスの話で、あぁ収束に向かっているんだな、って感じでした^^
なので前半がとってもおもしろかったです(笑)
途中でやめちゃいましたが・・・
だんだん、複雑になってきちゃって・・あはは
でも、これまでにないみっちり商人のお話はおもしろかったですね。