ふなで
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/09/08 00:33:26
天にもとどくような大きな木
これを切り倒そうとするものたち
斧でカンッ コンッ カンッ・・・
それを黙ってみている
やがて
木はミシミシッと音をたて
倒れる
ながく ながく
横たわる
表情を変えず
それをみている
歓声をあげるものたち
これで舟でもつくろうというのか・・・
そして
舟にのって
どこに向かうのだろうか・・・
ずっとそれをみている
・・・
・・・
大勢のものたちが舟にのりこみ
海にでる
それをみおくる
舟は水平線のむこう
ユートピア・・・
それでも
まだみている
海のむこうを
表情を変えずに
・・・からだはふるえていた




























どこへ向かうのかな?
そんな
とりとめもないことを考えて
結局は
ぐるぐる
同じところを廻っていたりするだけで
遠くに求めたり
近くに求めたり
まるで
メビウスの輪です
ものを作るだけでなくて、遠くに行こうという決意の表明かな。