本棚。50
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/09/10 09:01:22
「雪蟷螂」
著者・紅玉いづき 出版・アスキー・メディアワークス(電撃文庫)
雪蟷螂とさえ呼ばれる、フェルビエの女は激情を持って男を愛す。あなたを、食べてしまいたいほどに愛しているのだと。
凍てつく寒さの、冬の、雪の、美しさ。
胸を焼く恋の話。恋い焦がれるってきっと こういうこと。
「雪蟷螂」
著者・紅玉いづき 出版・アスキー・メディアワークス(電撃文庫)
雪蟷螂とさえ呼ばれる、フェルビエの女は激情を持って男を愛す。あなたを、食べてしまいたいほどに愛しているのだと。
凍てつく寒さの、冬の、雪の、美しさ。
胸を焼く恋の話。恋い焦がれるってきっと こういうこと。
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“好きになった相手をすべて自分のものにしたい”という要求の 究極はやっぱり“相手を食べる”だと思います。
食べたものが自分の血肉になるという幻想。口に含んでお腹に収めた時の実感。そういった感覚が“相手を自分のものにした”満足感になるのかなと。
切ない・・・というのは、食べたら相手が死んでしまう、自分の目の前から消えてしまう事への葛藤ゆえかな、と想像しますが、
「雪蟷螂」にその葛藤はありません。ちなみにハッピーエンド(だよね?)です。
一般的はわかりませんが。私にとって愛は傍にいる事なので、食べたいとは思いませんね^^
気に入って貰えて良かったです^^* 感想があったら聞かせてくださいv
「食べてしまいたいほど愛してる・・・」 清水玲子さんの22XX年を彷彿としました。^^
ロボットなのに食欲があること悩む高性能ロボットと「愛する者が死んだらその肉を食べる」という習慣をもつフォトリスの女の子のお話です。
好きになった相手をすべて自分のものにしたいという要求は食べるってことに直結しているのかもしれませんね。
最近アニメになっていた冨樫義博さん原作の「レベルE」というマンガにも、「好き≒食べたい」ってお話
があるんです。好きになった女の子を食べ(殺し)たくはないけど、その種族の本能として食欲が湧いて、
葛藤しながらも結局食べてしまうという宇宙人の話があるんです。好きになった子にしか食欲はわかないらしく、
かなり辛いお話でした。
どちらもすごーく切ないお話でした。
うーん、でもどうなんでしょう?これは究極な愛の形ですよね?
愛する人をむしゃむしゃと食べたいかなぁ?^^; 一般的にはやっぱり「ない」ですよね。^^
それほど好きって気持ちはわかる気がしますけれど。
「雪蟷螂」、面白そうです。是非読んでみたいと思います。^^