Nicotto Town


テスト公開


ロシア、安全保障、爆撃機飛行「違法性なし」


 【モスクワ=佐藤貴生】ロシア空軍機が日本周辺空域を1周した問題で、露国防省は8日、戦略爆撃機が警戒飛行を行い自衛隊と韓国空軍の戦闘機計10機の 追尾を受けたと認めた。一方、プーチン首相は同日、南クリール諸島(北方領土)の開発促進のため年内に追加資金を拠出する方針を示し、北方領土の実効支配 を進める意思を明確にした。9日の露海軍艦艇の宗谷海峡通過を含め、安全保障と領土問題の両面から、発足間もない野田政権に揺さぶりをかける狙いがうかが える。

 露国防省報道官がインタファクス通信に語ったところでは、2機の長距離戦略爆撃機ツポレフ(TU)95が19時間にわたり太平洋上空などを警戒飛行し、 自衛隊や韓国空軍の戦闘機が緊急発進した。報道官は「北極海や大西洋、太平洋などの長距離飛行は通常から行っている。領空侵犯はしていない」としている。

 同通信はまた、プーチン首相が8日、ウラジオストクでイワノフ副首相と会談し、クリール諸島(北方領土と千島列島)で進める「社会経済発展計画」 (2007~15年)について、今年中に12億ルーブル(約31億円)を増額する政令に署名したと伝えた。択捉島と国後島での空港建設のほか、観光船が停 泊できるよう択捉島の岸壁整備を進め、交通インフラの拡充を加速させる目的とみられる。択捉島では中距離旅客機も発着可能な長さ2・4キロの滑走路をもつ 空港の建設が進んでいる。

 玄葉光一郎外相は9日、ラブロフ露外相と電話で会談し、「露軍機の動きに対し日本国民の間で疑念が生じている。刺激的な行動は自制してほしい」と要請し た。ラブロフ氏は「国際法上、問題ない」と答えた。また、藤村修官房長官は同日、「特異な事象としてとらえている。露側の対応を踏まえて適切に対応してい きたい」と述べた。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110910-00000088-san-int


 

#日記広場:ニュース




月別アーカイブ

2025

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010


Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.