カダフィ派拠点、戦闘続く…NATO空爆も
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- 2011/09/11 17:45:37
【トリポリ=田尾茂樹】リビアの反カダフィ派は9日、カダフィ派が政権崩壊後も掌握する西部の都市バニワリード市街に突入した。
戦闘は10日も続いている。ロイター通信によると、北大西洋条約機構(NATO)の軍用機による空爆も行われた。
10日は、反カダフィ派組織「国民評議会」がカダフィ派に提示した投降期限の日だった。しかし、カダフィ派は投降に応じず攻撃を仕掛けてきたため、期限を前に交渉は事実上決裂となっていた。
評議会幹部は「停戦は終わった」と話している。
ロイター通信が評議会幹部の話として報じたところでは、バニワリードには反カダフィ派部隊が三方から進撃し、カダフィ派は雇い兵や狙撃兵を含む約1000人が市内各地に散らばって、民家からロケット弾を放つなど激しく抵抗している。バニワリードには元最高指導者カダフィ氏の息子が潜伏しているとの見方もある。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110911-OYT1T00308.htm