韓国海軍、「独島艦」が自軍ヘリを撃つ設計ミス
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- 2011/09/14 19:12:15
韓国国会国防委員会の安圭佰(アン・キュベク)民主党議員は9日、韓国の強襲揚陸艦「独島級揚陸艦(独島艦)」から致命的な欠陥が見つかったと述べ、韓国海軍は2008年の時点で同問題を把握しながら何の対策も講じてこなかったと指摘した。複数の韓国メディアが報じた。
安議員によると、軍が提出した資料を分析した結果、敵の航空機や敵の誘導ミサイルに対応するため独島艦の艦尾側に装着されている接近防御火器システム「ゴールキーパー」が発砲すると、角度によっては独島艦の甲板に積まれた味方のヘリコプターに当たることが分かった。
安議員は、「海軍は独島艦を実戦配備後の2008年5月、実践配備の結果報告書を作成するうえで同問題について知っていたが、ヘリコプターを甲板の内側に移動させるという一時的な対策を行っただけで、根本的な措置をとらずにいる」と主張。
また、致命的な欠陥は設計段階でヘリコプターの配置を考慮しなかったせいだと指摘し、「海軍はできるならば、独島艦の設計変更など根本的な補完対策を用意し、最高の戦力を維持する必要がある」と述べた。
強襲揚陸艦は複数のヘリコプターが同時に離着陸できる運用能力を持つ軍艦。独島艦は同国最大の強襲揚陸艦として2007年に実戦配備された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110914-00000025-scn-kr