Nicotto Town



実は軽く乗り鉄です。


 電車の旅が大好きで、ローカル線に乗るためにわざわざものすごい遠回りをすることもあります。

 車窓から眺める景色って、独特の旅情があるんですよね。

 窓枠がスクリーンのようになって、フィルムを回しているように次から次へと変わっていく。
 道路があり、田畑があり、家があり、海があり、山があり。
 一つひとつに暮らす人がいて、それぞれの人生を歩んでいるんだと思うと、不思議な心地がしてくるのです。

 山手線のような都会を走る電車でも同じ。
 ビルの窓の向こうに、私の知らない、でも同じ時代を生きる人が確かに存在する。それだけで、自分という存在の頼りなさと、時間の不思議に、足元が少し頼りなくなる。

 電車に乗るという行為は、私にとって、時間と空間を自由に旅するためのトリガーなのです。




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