楽天家パワー
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/09/19 16:55:46
とけてゆく地球
氷河が伝える温暖化の真実
文・写真:ジェームズ・バローグ
訳 :花田知恵
日経ナショナルジオグラフィック社
2011/09/19の朝日新聞にこのような記事があった。
「北極海の海氷、過去2番目の小ささに 温暖化影響」
http://www.asahi.com/science/update/0918/TKY201109180162.html
温暖化による影響は明白だが、何から手をつけていいか分からないし、
「政治的思惑」なるものも絡んできて、抜本的な対策が講じられない状態だ。
本書は2006年から2年あまりかけて撮影された世界各地の氷河の写真が
掲載されている。
データだけ示されてもあまりピンとこないが、やはり映像の力は大きい。
同じ場所の何十年前と現在を比較した写真だけで、どれほど氷河が溶けたか
が一目瞭然だ。
しかも氷河の上を流れる「暴れ川」の水の色などは、あまりに鮮やかで、
見とれてしまうような写真も多い。
だが、その意味するところは、氷河の後退が進んでいる、という事。
共通の「敵」がいれば、人はまとまると思っていたが、危機を前にして、政治
の都合が優先されるなどをみると、人は自分が肌で感じられる、目に見える
問題でなければ、切迫した課題と感じる事ができないのか、と思ってしまう。
どこかの国の国会でも同じ事が起きているが・・・。
本の中で印象に残った言葉は
「絶望は選択肢にない」
「否定的な考え方からは否定的な結果しか生まない」
といもの。
月探査のアポロ計画を実行した人達は「底抜けに」といより「おバカなくらい」
という言葉をつけたくなるほど楽天的な人達だった。
だが月面に人間を送り込んで、無事に帰還までさせてしまった。
またアポロ13号の事故では絶望的な状況にも関わらず、あの手この手を
使って、宇宙飛行士を無事、生還させた。
楽天家パワー、恐るべし。
2011/09/09「電力使用制限令」が解除された。
当初、やっていけるのか、と思われたが、意外にいけた。
(大量の電気が必要な業種は、かなり迷惑したようだが)
図らずも「無駄使い」が多い事が判明してしまった。
個人レベルでは何ができるか、すぐには思い浮かばないが、とりあえず
電気の無駄使いをしないようにしようと思う。
紹介してくれた本は知りませんでした。
「笑う門には福来たる」ともいいますから、この手の事は、
洋の東西を問わないのでしょうね。
>キムタクさん
北極の氷の減少は海流にも影響するかもしれないので
コワイですね。
>チェリなの★さん
北極の氷の減少がどういった所まで影響するか
よく分かっていないのが不安ですね。
直接的なものより、巡り巡って影響を受けるものの
方がコワイものがあります。
>よっちさん
寒さが厳しかったりするとイヤですね。
特に雪国は暖房を使わないわけにはいかないですから・・・。
アザラシが生活しづらくなって
それを食べられなくなる
北極ぐまが死んでいく・・・
みたいなテレビ見たことあります。
地球の危機ですね。
北極海の氷山の氷が融けているというニュースを聴きました。
ペシミストは管理人には向いてるけど、開拓者には向いてないのかも・・。
そういう本があったわ(↓)。
「オプティミストはなぜ成功するか」マーティン・セリグマン著
ご存知でしたら、御容赦お願いします(汗)。
と10回言われるより、
氷河の今と昔の写真
を見せられた方がはるかに印象に残ります。
パッと見ただけでは、キレイな写真に見えるのが、
ちょっと怖い本でした。
温暖化恐い事ですね。
今年は特に、自然災害が多く、これも温暖化の影響なのでしょうけれど・・・
本州の北も、年々暑くなっているのが異常です。
少しでも早く、新しいエネルギー、
原発でもなく、地球に優しいエネルギーが開発される事を期待したいです。
やはり
今私達にできる事は、電気の無駄遣いしないようにすること・・・
同感です。