星野之宣「巨人たちの伝説」
- カテゴリ:マンガ
- 2011/09/22 22:12:20
木星が今の十倍の大きさだったら。
もしかしたら、第二の太陽となって、太陽系は二重太陽系になっていたかもしれない。
先日、ネットニュースで、二重太陽系が発見されたと報道があった。
それで思い出したのが、この漫画だ。
古い、ほんとに古い作品だ。
ジャンプに連載されたのが70年代。
5万年前、地球には巨人のタイタン族が文明を謳歌していた。
だが、氷河期の到来でその文明も危機を迎える。
彼らは超能力で極にある次元の穴から、第二の太陽を呼び寄せ危機を乗り越えようとするのだが。
計画は失敗し、ポールシフトが起こって、彼らは滅びの道を迎える。
5万年後の現在、地球は再び氷河期の危機にあった。
人類が選んだ道は、木星を第二の太陽として氷河期を乗り切るというもの。
この内容で、単行本一冊の内容って^^:
濃すぎるけど、破綻はしていないんだよなあ。
その中のエピソードに、印象的なものがある。
タイタン族の王女とその恋人の、氷に封じ込められた遺体が発見されるシーンだ。
子供心に美しいと感動し、脳裏に刻み込まれた。
今も、彼の作品は定期的に追いかけている。
古くは「ブルーシティ」
「ベムハンターソード」に「悪女伝説」「宗像教授伝奇考」etc。
短編の漫画に秀作が多くて、泣かしてくれたり、唸らせてくれたり。
高橋英樹さんが、宗像教授を演じたときは…びっくりしたにゃ♪
そうですね、短い作品でよくまあこれだけ話を描きはるなあ。
絵もとても好みです。
非定期的に追いかけてはるんですな^^
「ヤマタイカ」は、コミックトム連載のころに読んでました。
スケールの大きな展開に…ああ、星野節健在♪とワクワクした記憶が^^
考古学スキーの「血」が騒ぐ話やったなあ。
…ヤマタイカ、SF大会の星雲賞漫画部門を受賞しました♪
その年の、一番すぐれたSF漫画に贈られる賞です。
綺麗なシーンでしたよ。
タイタン族のエピソードに出て来る主人公たちでした。
ジャンプは、今も昔も習慣でした^^;
お気に入りは「ヤマタイカ」
考古学の自由な解釈って楽しいものだと
梅原猛の「隠された十字架」以来
わくわくした作品でした♪
単行本一冊にそんなに詰まっているんですか。
当時は週刊誌じゃなかったとかなんでしょうか…?
ラトさんの今日のコーディネート、静かで好きです^^