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海王星の日

●海王星の日

 1846年、ベルリン天文台のガレが海王星を発見しました。
 海王星の発見は、1781年の天王星の発見以降、その軌道がニュート
ンの天文力学に合わないのは、その外側にさらに惑星があるためだと考え
られていましたが、その裏づけとなりました。
 海王星の発見は偶発的なものではなく、むしろ、天王星の軌道の乱れ等
を元に未知の惑星の大きさや軌道・位置の計算がなされ、その中のフランスのル・ベリエが計算した場所に新しい惑星が発見されたのです。
 イギリスのアダムスも独立にその場所を突き止めていたため、ル・ベリ
エとアダムスが共同発見者とされ、栄誉を分かち合ったそうです。
 ケプラーが惑星の楕円軌道の法則を解明したのが1600年頃ですが、
一つの仮説を計算によって発見を導きだすというのは、天文学者の
優秀さを裏付けるといえるでしょう。

 さて、海王星は、現在の段階では、太陽系惑星の中では最も太陽から遠
い位置を公転する惑星とされています。
 海王星は巨大な氷惑星で、太陽から非常に離れているため、太陽から受ける熱は、わずかなもので、表面の温度は-218℃ということからもわかります。
 内部の構造は天王星と似て、氷に覆われた岩石の核を持ち厚い大気が存在していると考えられています。
 また、ボイジャー2号の接近時に表面に大暗斑と呼ばれる
台風の渦巻きの様な模様が発見されたそうですが、その数年後に地球からの観測されたときには、大暗斑は既に消滅していたそうです。
 海王星は、木星や土星同様、内部に熱源を有しており、太陽から受けている約2倍ほどの熱を、自ら供給していると考えられています。

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