嚢中之錐
- カテゴリ:勉強
- 2008/11/22 09:20:58
嚢中之錐(のうちゅうのきり)
意 味: 才能のある人は、大勢の中にいてもすぐに才能を発揮して
目立つようになること。嚢中の錐。
解 説: 「嚢中」は袋の中。袋の中に錐きりを入れておくと、
自然に袋を突き抜けて、とがった刃先が見えてくる。
それと同じように、すぐれた人は自然と凡人の中から突き抜けて、
その才能を現すということ。
中国の戦国時代趙の平原君(へいげんくん)の食客毛遂(もうすい)
の故事による。
出 典: 『史記(しき)』平原君伝(へいげんくんでん)
「夫(それ)賢士(けんし)の世に処(おる)や、譬(たとえば)
錐の嚢中に処(おる)がごとし。
其(そ)の末(すえ)立ちどころに見(あらわ)る」
用 例: 入社したときから嚢中之錐と評価されていただけあって、
彼はすぐに頭角を現し、めざましい活躍をしている。
類義語: 嚢中之頴(のうちゅうのえい)
鶏群一鶴(けいぐんいっかく)
参照:四字熟語データバンク&Goo辞書